構造

SE構法

構造

SE構法を採用しています。
SE構法は、強度や品質に優れた「集成材」を、丈夫な「SE金物」で接合し、柱と梁で堅牢に組まれた木造建築を実現します。また、ビルやマンションと同様に構造計算を行っているので、従来の木造住宅に比べ強度と耐久性、高い安全性に優れています。
さらに、可変性に優れているのも、その強さと同じくらい最大の特徴であると言えるでしょう。骨組み全体で建築を支える軸組の構造だから、柱や間仕切り壁を少なくすることができ、開放的な大空間をつくることができます。また逆に、空間を仕切って部屋をつくることもできたりと、必要に応じて自由に編集することが可能です。
素箱ではこれらの利点を最大に生かし、変わらない基本構造(スケルトン)と、自由に変えられる内装・設備(インフィル)を分けて設計する「スケルトン+インフィル」の考え方で、これまでにない住空間と、そのつくり方を提案します。

集成材

集成材

SE構法では、エンジニアリングウッド(JAS構造用集成材)を使用しています。
この構造用集成材は、一枚ずつ強度を測定された木材(ラミナ)によって構成され、安定した強度を持つことができるので、構造計算への対応が可能です。
また、反り、ねじれ、割裂、 伸縮などの問題がないことも、無垢材にはない優れた特徴です。

SE金物

SE金物

SE構法では、柱と梁を丈夫なSE金物で接合しています。
SE金物は、その特殊な形状により、従来の木造軸組工法に比べて断面欠損(加工を施した木材の断面積が加工前のものより小さくなること)が少ない接合部を実現しました。建物のねじれを防ぎ、構造全体で力を受け止め、地震に耐えうる堅牢なフレームをつくることができます。
また、震災時に土台から柱が抜けないように、SE金物は基礎と柱もハードジョイントします。在来工法に比べて、圧倒的に引き抜き現象に強い土台を実現します。

構造計算

建築基準法では、2階建て木造住宅は構造計算が必須とされていないため、一般的な木造住宅では壁量計算と呼ばれる簡易的なチェックしか行われていないのが実情です。しかしSE構法は構造設計のプロが構造計算しています。
構造計算を実現するには、構造を構成するすべての部材の強度がわかり、接合部に強度の基準を持つことが必要です。SE構法では信頼性の高い部材のみを使用し、接合部の強度を実験等で検証。それらのデータを元に、立体解析構造計算プログラムを用いて、家の安全性を証明しています。