働き方、また生き方が多様化している中で、自分や自分の家族にとって、より心豊かに暮らすための家づくりを希望される方も増えてきています。その一つの選択肢が、田舎暮らしや郊外での暮らし。喧騒を離れて、自然と向き合える場所で過ごす時間は、都会での暮らしとはまた違った魅力があります。そこで、SUHACOが提案するシンプルかつおしゃれな別荘の実例と、プランニングのポイントをご紹介します。
目次
<別荘の実例 その①>
四季折々の景色が楽しめる、大きな窓のある別荘
こちらの別荘は、家全体がひとつの空間になったダイナミックな間取り。天井が高いリビングダイニングには、空がよく見えるハイサイドライトを設けています。これによって、外の景色が一望でき、リビングに居ながらにして自然との一体感を感じることができるでしょう。
このような大開口は、周囲に建物が密接して建っている住宅地や都心部では、なかなか実現できません。しかし、隣家とある程度距離が離れている場所だったり、自然豊かな土地であれば、このような大開口が実現できるのです。
リビングルームの外空間には、フローリングと同じ色味のデッキが続いていて、まるでリビングルームが外まで続いているような錯覚を覚えます。窓を開け放てば、アウトドアリビングとして活用できるでしょう。ここでヨガをしたり、椅子を置いて読書をしたり、外で食事をしたりと、さまざまな使い方ができそうです。
別荘であれば、周囲の建物との距離が比較的取れるケースが多いので、デッキに出てもまわりからの視線を気にせずに過ごすことができますね。
秋になれば木々が紅葉し、冬は一変して雪景色。そして春になれば、また草花が芽吹き始めます。このように、大きな窓からは四季折々の景色が楽しめて、自然と身近に暮らすことができるのです。
冬の寒さが厳しい地域であれば、薪ストーブを取り入れるご家庭も多いでしょう。シンプルな暮らしにぴったりの薪ストーブは、薪を管理するのが都心部ではなかなか難しいですが、田舎暮らしでは薪を手に入れたり、敷地内で保管・管理がしやすいなどのメリットがあります。また、こちらのお宅のような大空間であれば、エアコンなどの冷暖房では家全体が暖かくなるまで時間がかかりますが、薪ストーブなら一気に空間を温めることができます。
そして何といっても、薪ストーブはインテリアとしても秀逸。そこにあるだけで温かみが感じられ、インテリアのポイントにもなるでしょう。
別荘の使い方はさまざまですが、週末だけなど短期間での利用が多いのであれば、こちらのお宅のように共有スペースを充実させる間取りがおすすめです。リビング・ダイニング・キッチンを中心に間取りを考え、個室や寝室などは必要最低限にすると、別荘としてバランスのよい家づくりができるでしょう。たとえば、別荘に個室をたくさん作ってしまうと、週末に訪れるたびに各部屋の掃除など手間と時間がかかってしまうことも考慮しておきましょう。
<別荘の実例 その②>
玄関土間から2階まで、ひと続きの大空間別荘
こちらの別荘は、玄関土間を入ると、そのままダイレクトにリビングダイニング、キッチンの空間が広がる間取り。都心部や住宅街にある家では、周囲の建物との兼ね合いやプライバシーの問題もあり、このような間取りはなかなか実現できません。しかし、周囲の建物との距離もあり、外とつながりやすい別荘であれば、こんな大胆な間取りも可能です。
別荘にたくさんの来客があるお宅であれば、大人数が出入りしやすいこのような土間玄関のデザインもいいでしょう。また、別荘では庭仕事やガーデニング、アウトドアを楽しむご家族も多いので、広めの土間玄関を設けるケースも多いようです。こちらのお宅では、玄関に入って一番奥にオープン型の収納スペースがあり、そこにアウトドア用品やガーデニング用の道具などを入れておくことができます。このような大きめの収納を設けておくと、さまざまなシーンで活用でき、別荘ライフをより楽しむことができるでしょう。
一階にあるリビング階段を上ると、二階の廊下部分は吹き抜けになっている大空間の間取り。ここからは、一階のフロアから外の景色まで一望できる作りになっています。このようなデザインにすることで、別荘のどこに居ても家族の気配を感じることができ、家族間でのコミュニケーションが取りやすいでしょう。
ウィークデイを過ごす家では、家族の個室を作ることで、それぞれがリラックスして過ごすことができるでしょう。しかし週末だけを家族でゆっくり過ごすための別荘であれば、家族がいつでもつながっていられるような間取りにするのもいいですね。
別荘で行う家事は、時間に追われず、ゆっくり行いたいもの。こちらのお宅のキッチンからは、リビングで過ごす家族や、ハイサイドライトからの空の様子を楽しみながら、リラックスして家事をすることができます。
<別荘の実例 その③>
リビングから続く、L字型の大きなデッキがある別荘
リビングやダイニングキッチンに沿って、L字型に設けられたこちらのデッキ。たっぷりの奥行きがあることで、さまざまな使い方ができそうです。開口部の窓はフルオープンにできるよう設計されているので、室内とデッキがひと続きになり、天気のいい日や気候のいい夜には、アウトドアリビングとしても使うこともできます。少し高台の土地だったり、周囲に建物がない別荘地であれば、こんなダイナミックな間取りも実現できるのです。
こちらのお宅は、家の中心にキッチンを配しているような作りに。一番眺めのよい場所にキッチンを置き、そこからの眺めを楽しみながら家事をすることができます。別荘の間取りであれば、自分がどんな暮らしをしたいのか、何に重きを置いて生活したいのかで、間取りを大胆にプランニングすることもできるでしょう。
<別荘の実例 その④>
外と中をつなぐ、広々としたデッキのある別荘
別荘地であれば、ある程度の土地の広さを確保できることも多いでしょう。別荘のよさをより楽しみたいなら、外に向かって迫り出したダイナミックなデッキを設けてみるのも、アイデアのひとつ。リビングと隣接したこちらのデッキは、お子さんが走り回れるほどの、たっぷりの広さに。
朝には鳥の囀りがどこからか聴こえてきて、瑞々しい空気に包まれ、夜になれば満天の星空が楽しめるでしょう。こちらのデッキは林に囲まれているため、周囲からの視線も気にならず、家族でのんびり過ごすことができそうです。家にいながらにして、外の空気を感じながら過ごせることこそ、別荘の醍醐味なのです。
また、これだけの広さがあれば、活用方法にもバリエーションが生まれるはず。講師を招いて仲間うちでヨガレッスンをしたり、大掛かりにDIYを楽しんだり、友人たちとバーベキューをしたりと、楽しみ方の幅も広がるでしょう。
そして、森や林の中の別荘地はなんと言っても、季節の移り変わりが肌で感じられるのが最大の魅力です。ダイニングテーブルで食事をしていても、キッチンに立って料理を作っていても、ソファで寝転んでいても、いつでも目の前には豊かな自然が広がっている環境は、別荘ならではといえます。春から夏にかけては新緑、秋は紅葉、冬は雪化粧をまとった木々など、目の前の自然がさまざまな表情を見せてくれるでしょう。
おしゃれな別荘づくりの、5つのポイント
・大きめのデッキを作れば、外空間が楽しめる
・仕切りのないダイナミックな空間が楽しめる
・薪ストーブはインテリアのポイントにもなり、大空間を一気に温めてくれる
・何に重きを置くかで、オリジナリティのある間取りづくりができる
自然の中に身を置き、ゆったりとした時間を家族とともに過ごす別荘での暮らしは、都会ではなかなか得られない格別な時間。ウィークデイは都心で仕事をして、週末だけを自然の中で過ごすなど、二拠点生活をする方も増えているようです。
別荘を検討しているのであれば、自然をより身近に感じられたり、家族が心豊かに過ごすための間取りだったり、シンプルでおしゃれな空間にしたりと、こだわって作ってみるのもいいかもしれません。SUHACOが提案する実例を参考に、ぜひ、素敵な別荘をプランニングしてみてください。