注文住宅の間取りに書斎を取り入れるなら、参考にしたい実例とアイデア6選

家づくりをする際に、自分だけの書斎を設けることに憧れをもつ方も多いのではないでしょうか。 書斎があることで、仕事や趣味などに集中することができますし、家族とちょっと離れて、自分だけの時間を過ごすこともできます。しかし、都心部などで限られた敷地に家を建てる場合は、書斎として独立した空間を確保するのは難しいことも。

そこで、間取りの自由度が高い注文住宅であれば、個室の書斎にこだわるのではなく、 ちょっとした工夫やアイデアを取り入れることで、自分だけの空間を確保することができるのです。今回は、SUHACOの実例を参考にしながら、注文住宅らしい書斎の間取りやアイデア、快適に過ごすためのコツなどを紹介します。

 

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書斎をつくるメリットとデメリットは?

注文住宅の場合、自由度が高く、間取りに書斎をつくりやすいです。しかし一方で、書斎をつくること自体にもメリットとデメリットがあります。それをしっかり知ったうえで、プランニングをするようにしましょう。

<書斎をつくるメリット>
・仕事や書き物に集中できる
・家の中に書斎があることで、仕事のオンオフがつけやすい
・家族に気を遣わずにリモートワークができる
・読書や趣味のスペースとして活用できる
・一人だけの時間を過ごすことができる
・仕事の資料や趣味のアイテムを安心して保管できる
<書斎をつくるデメリット>
・書斎をつくった分、居住スペースや収納が削られてしまう
・小さなスペースで書斎をつくると、圧迫感を感じてしまうこともある
・書斎を快適にするためには、照明やコンセント、エアコン、開口窓を設ける場合が多く、その分、コストがかかってしまう

書斎をつくるには、ある程度のスペースとコストがかかります。憧れていたからと、気軽に間取りに取り入れてしまうのは避けたいところです。暮らし始めてみると、書斎が暗かったり寒かったりで実際にはあまり使わなくなってしまい、いつの間にか物置部屋になってしまった…なんてことも。もしくは、書斎を設けたばかりに、思ったよりも収納スペースが取れなかったなども考えられます。後から後悔しないよう、しっかり検討するのがおすすめです。

 

書斎の間取り実例と取り入れ方のアイデア6選

注文住宅での家づくりでは、自由に間取りが決められる分、どのような場所に書斎を取り入れるべきか迷ってしまいますよね。ある程度広さに余裕があるお宅であれば、必要な間取りにプラスアルファで書斎の個室を取ることは可能です。しかし、限られた空間に家を建てる場合は、家族にとって必要な住居スペースを確保しつつ、それに加えて書斎として個室をつくるのが難しい場合も。そこでSUHACOの実例を参考にしながら、間取りの中に書斎スペースを上手に取り入れるアイデアをご紹介します。

 

<書斎の実例とアイデア その①>
完全個室の小さな書斎は、窓を設けて開放感アップ

ワークスペース
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こちらのお宅では、一階の一番奥の場所に小さな書斎をつくり、仕事や勉強はもちろん、趣味の部屋としても活用できるような空間に。 角部屋になるため、手元の二方向を開口部にしていて、日中は陽光が差し込むので、明るさもしっかり確保できています。手元だけを開口部にしたことで、ここに座って作業をしていても、外からの視線も気になりません。

このように、 小さいながらも個室として書斎スペースを設けられる場合は、狭さを感じさせないような工夫が必要です。窓がなく壁の多い書斎にしてしまうと、どうしても圧迫感が生じてしまいます。

その点、こちらの個室のように 横長の開口部があることで、小さな空間であっても、圧迫感や狭さが感じられないような工夫がされています。さらに、窓際にはデスク、壁には造りつけの本棚を造作していて、仕事の書類や書籍、趣味の小物などを収納しておくのも便利です。

 

<書斎の実例とアイデア その②>
個室や寝室を家具で区切って、半個室空間に

書斎
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こちらの書斎スペースは、少し広めの個室の一角に設けられた空間です。 天井までの大きな棚を仕切りとして活用することで、同じ空間ながらも、室内に2つの空間が生まれます

完全に区切られてはいませんが、天井までの家具で仕切られていることで、しっかり集中することも。 書斎としてはもちろん、お子さんの勉強スペースとしても活躍できますね。

ご夫婦で使う部屋であれば、部屋の半分は寝室としてベッドを置き、もう半分は書斎や趣味の部屋として使うなどのアイデアも。また、子ども部屋として用意した部屋であれば、お子さんがまだ小さいうちは、親御さんの書斎としても活用するのもおすすめです。

 

<書斎の実例とアイデア その③>
リビングの一角に造作デスクを設けて、書斎コーナーを

造作家具の写真
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書斎として空間を確保できないのであれば、リビングの一角に書斎コーナーをつくるのもアイデアのひとつです。こちらのお宅では、二階リビングの窓際に書斎コーナーを。ベランダとも隣接していて、日差しもたっぷり入り、快適に過ごすことができます。

ぜひ参考にしたいのが、 リビングと書斎コーナーの間に仕切りを設けたアイデアです。普段は開放しておきますが、書斎として使うときや、リモートワークをするときは、ここを閉めて使うことができます。リビングの書斎コーナーの場合、どうしても静かな空間を確保するのは難しいですが、このような工夫をすることで、二通りの使い方ができるのです。

このように仕切ることができるようにしておくと、雨の日はランドリールームになったり、お子さんが昼寝をしているときに活用できたりと、さまざまな使い方が考えられます。

 

<書斎の実例とアイデア その④>
デッドスペースに造作デスクを置いて、書斎として活用

リモートワークスペース
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間取りをプランニングする中で、 デッドスペースが出てきた場合、書斎として活用するのもおすすめです。こちらのお宅では、細長く、収納としては少し使いにくいデッドスペースを書斎として利用する間取りに。奥行きが浅めのデスクを造作して椅子を置くだけで、コンパクトながら立派な書斎スペースになっています。

どうしても圧迫感が出てしまいますが、 窓を設けて採光や風通しを確保し、さらにエアコンとコンセントも設置しておけば、より快適に過ごすことができますね。

 

<書斎の実例とアイデア その⑤>
フリースペースと書斎、いろいろ使える空間に

ワークスペース
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玄関脇につくった、小上がりのようなフリースペースは、作業スペースとして使ったり、趣味の部屋としても活用できます。造作のローテーブルを取り付けたことで、ここで本を読んだりパソコン作業をしたりと、書斎として使うことも。さらに、玄関脇にあることで、自転車をいじったり、アウトドアアイテムのお手入れをするなど、ガレージのような使い方も可能です。

このように、 書斎としての個室を確保できなくても、複数の目的を兼ねたスリースペースにすることで、憧れの書斎をもつことが可能になります。さらに、 照明やコンセント類などを取り付けることで、玄関脇の寒くなりがちな場所でも快適に過ごすことができるのです。

 

<書斎の実例とアイデア その⑥>
洗面所として使わない時間帯には、書斎や家事スペースに

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書斎づくりのアイデアとして、ちょっと変わり種も。こちらのお宅の洗面所には、造作で洗面台を作り、その一部をデスクのようなデザインにしています。 昼間など洗面所として使わない時間帯も多いので、その時間はワークスペースや書斎として活用することも。洗濯物を畳んだりアイロンをかけたりする作業スペースとして使ったり、リモートワークで使える書斎としても使うこともできます。

書斎という個室をわざわざつくらなくても、他の目的と空間を兼用することで、書斎を持つことが実現できるのです。さらに、使う時間帯がずれていれば、兼用もしやすいですね。

 

敷地面積や予算が合わないことで、書斎としての個室を確保できなくても、アイデア次第では、書斎のように使えるスペースが実現できます。また、ただ場所を確保するだけではなく、開口部を設けて明るい空間にしたり、エアコンや照明など必要な設備を整えることで、書斎として快適に使うこともできます。

注文住宅だからこそ叶えられる、アイデア満載の書斎スペースを実現してみてくださいね。

 

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