【福島県の注文住宅】知っておきたい、福島での暮らしと家づくり

どこで家づくりをするのかは、これからの暮らし、これからの子育て、そしてこれからの生き方にとって重要なポイント。その土地の特性を知り、そこに合った家を建てることで、より豊かで質の高い暮らしが実現できるはず。さらに、シンプルで自由度の高い暮らしのためには、注文住宅での家づくりがベストです。そこで今回は、福島県で暮らすことのメリットと、そこに合った家づくりについてご紹介します。

 

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移住先としても注目されつつある、福島の魅力とは

リビングルーム
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福島県は、東北地方の一番南に位置し、山と海、高原、そして湖と、豊かな自然に恵まれた地域。東京駅から福島駅までは新幹線で1時間半ほどと、都心からのアクセスがよいのも魅力のひとつです。

最近では移住・二拠点居住の場所として注目されつつあり、それらに関する情報も多く発信されています。県外から福島県への移住や定住を考えている人に向けて開設されているサイト「ふくしまぐらし。」では、お試し移住やコワーキングスペースなどでテレワーク体験ができるなど、さまざまなイベントや情報が掲載されています。また、定期的に「福島くらし&しごとフェア」など、移住相談会も東京都内で開催されています。

退職後に田舎暮らしを満喫したい、また自然豊かな場所で子育てをしたいという人には、福島は注目すべきエリアなのです。

 

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福島を大きく分ける3つのエリアと、気候の特徴

福島の桃

福島県は大きく3つのエリアに分かれます。それぞれの特徴や、その魅力を知ったうえで、土地選びや家づくりの参考にしてみましょう。

 

利便性が高く、グルメや温泉が豊富な『中通りエリア』

 

県の中央部にあたる中通りは、奥羽山脈と阿武隈山地にはさまれたエリア。東北新幹線や東北自動車道が通り、さらに福島空港にもアクセスしやすいなど、福島県の中でも交通の利便性が高い場所です。中通りエリアはさらに、福島市や二本松市などの「県北」、郡山市や須賀川市などの「県中」、白河市や西郷村などの「県南」と3つに分かれます。

中通りには、人気の観光スポットも点在。「福島の桃源郷」とも呼ばれる花見山や、日本三大桜の一つである「三春滝桜」など花の名所も多く、『花街道』とも呼ばれています。また福島盆地一帯は、水田や果樹園が広がるのどかな風景も魅力のひとつ。さくらんぼや桃、なし、ぶどう、りんごなどが栽培され、果樹園が点在する「フルーツライン」もあります。さらにこのあたりは古くから名湯として知られる温泉街も数多くあり、近場で一泊旅行も楽しめるのです。

中通りエリアの気候は、夏は山間部ではそれほど暑くなりませんが、盆地ではかなり蒸し暑くなります。一方、冬は冷たい風が吹き、雪も降ります。

 

太平洋に面し、温暖な気候の『浜通り』

 

県の東側、約160kmの海岸線に沿った低地帯である浜通り。北側は相馬市や南相馬市、双葉郡を中心とした“相双エリア”、南側はいわき市を中心にした“いわきエリア”に分かれます。

日本百景に選定されている松川浦や、海岸線が南北に続く磐城海岸県立自然公園など、変化に富んだ美しい海岸の景色が楽しめるのが、浜通りエリアの最大の魅力。豊富な海産物が味わえたり、海ではマリンスポーツも盛んな地域です。浜通りは県内の中でも、とくに震災で被害を受けた地域。さまざまな施設が相次いで完成し、新たな一歩を踏み出しています。

このエリアは、県内の中でも最も暮らしやすい気候でしょう。海に接していて海洋性気候のため、夏は海からの涼風が吹いて、過ごしやすいと言われています。冬も比較的温暖で、降雪日は数えるほどしかありません。

 

歴史的なスポットが多く残る『会津エリア』

 

県内の西側一帯を占めるのが、会津エリア。このあたりは、豊かな自然と歴史的スポットが多く残り、観光地としても魅力的です。会津若松市、喜多方市を中心とした北側の“会津エリア”と、南会津、桧枝岐、下郷などを中心とした“南会津エリア”に分かれます。

起伏の大きな山地が広がり、磐梯山や猪苗代湖、裏磐梯高原、尾瀬湿原など、豊かな大自然の中でのウィンタースポーツが人気。ほかにも、幕末の歴史散策ができる「鶴ヶ城」や、武士の暮らしを知ることができる「会津武家屋敷」など、歴史的なスポットや町並みが楽しめるのも会津エリアの大きな魅力でしょう。

ここは日本海側の気候であり、夏は山間部で涼しくなりますが、盆地では蒸し暑くなります。一方で冬はたくさんの雪が降り、気候もかなり低くなるのが特徴です。

浜通りエリア、中通りエリア、会津エリアと、それぞれに異なる特徴や気候、そして魅力を持ちます。ご自身や家族のライフスタイルなどに合わせて、検討してみるといいでしょう。

 

 

 

福島での子育て事情について知っておこう

親子

海や山、高原、湖などに囲まれた福島での暮らしは、自然の中でのびのびと子育てができたり、農業やものづくりなどを身近に触れられるなど、さまざまなメリットがあります。とくに、子育て世代が重視したい公園の数がとにかく豊富。「磐梯朝日」「日光」「尾瀬」の3つの国立公園のほか、国定公園や11か所の県立自然公園などがあります。

また、市町村ごとに子育てに関するサポートやメリットがあるので、家づくりを検討しはじめる前にチェックしておきましょう。

 

<子育て事情 その①>
県内全市町村で、18歳以下の医療費が無料

福島県では平成24年10月より、県内全市町村において、18歳以下の子どもの医療費を無料化(健康保険適用の診療を受けた際に支払う自己負担分を助成)しています。このような制度によって、お子さんも安心して医療機関にかかることができます。

 

<子育て事情 その②>
保育定員も拡充し、待機児童数も5年連続減少

福島県が厚生労働省の調査をもとに、2022年4月1日時点の待機児童の数をまとめたところ、県内合わせて23人で、去年の3分の1近くも減少。ピークだった5年前の平成29年の616人からは96%も減り、5年連続の減少となりました。

また福島市を例に挙げると、認可保育施設の利用定員も、また働く保育士の数も大幅に増やし、安心してお子さんを預けられるまちづくりが行われています。さらに、小学生の「放課後児童クラブ」も充実しています。

 

<子育て事情 その③>
子育てに優しい、お店や施設が充実

福島県では、市町村や事業者と連携し、子育て応援パスポート事業を実施。県内に住んでいる子育て世帯(18歳以下のお子さんがいる家庭)に「ファミたんカード」を配り、カードを全国の協賛店で提示すると、お店での割引やプレゼントなどさまざまなサービスを受けることができます。

また、授乳室やおむつ替えスペースのある施設を「赤ちゃんほっとステーション」として認定登録。マークのある登録店では、赤ちゃん連れでも安心して利用することができます。事前に、子育て応援ポータルサイト「すくすくひろば」で検索してから出かけることもできますよ。

 

福島県の子育て応援ポータルサイト「すくすくひろば」はこちら

 

 

 

 

地震や自然災害への備えには、木造SE構法を

構造見学

東日本大震災を経験した福島県での家づくりであれば、地震への備えは欠かせません。一から家づくりをするのであれば、どんな構法で理想の家を建てられるかは重要です。しかし、地震に強い構法を選んだとしても、「間取りの自由度がない」「大きな吹き抜けや大空間が実現できない」などと、満足できないというケースもあるでしょう。

せっかくの家づくりをするのであれば、地震にも強く、そして自由度の高い家がベスト。それを実現させてくれるのが、木造SE構法の家です。

木造SE構法は、強度や品質に優れた「集成材」を、丈夫な「SE金物」で接合して、柱と梁で建築を支えるラーメン構造を木造建築で実現。鉄骨造やRC造では主流だった「ラーメン構法」を、日本人にとって馴染みのある「木の家」に、必要な耐震性を加える手法です。

さらに注目すべきは、戸建て住宅でも構造計算をしっかり行っている点。ビルやマンションと同じように構造計算を行うことによって、高い安全性を確保したまま、柱や壁の少ない開放的な大空間をつくることができるのです。

また、軸組の構造空間を十分に生かし、空間を縦や横につなげたり、仕切ったりと、自由に編集することができます。 これによって、その家その家の家族構成やライフスタイルに合わせて間取りをプランニングすることが可能。さらに将来的に家族が増えたり、お子さんが独立したりと、ライフスタイルの変化に合わせて、間取りの変更も比較的自由にできるのも、木造SE構法の強みです。

木造SE構法の家では、「構造計算」のプロセスを経て、自然災害に耐えうる強靭さを確認。さらに、ここに住む人のライフスタイルに合わせて、希望する間取りや空間が実現できるのです。

 

 

福島県内で木造SE構法を検討するのであれば、素箱の家を一度ご覧ください。地震に強い構造を持ちながらも、柱や壁が少ない大空間だったり、こだわりのシンプルな家づくりが実現できます。福島のコンセプトハウスもオープンしていますので、ぜひ足を運んでみてください。

福島コンセプトハウス

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著者情報

秋 慎一郎

秋 慎一郎 監修:一級建築士 秋慎一郎 /L・DESIGN建築設計事務所

「プライバシーの守られた開放的な空間」
「季節の移ろいを感じられる心地良い住まい」
をコンセプトにして、設計活動をしています。
コートハウス(中庭型住宅)の設計を多く手掛け、
「光」や「風」を考慮した、家族と穏やかに過ごせる「住まい」を提案しています。