シンプルライフのための心地よい空間づくり。リビング・ダイニングをスッキリ見せる7つのコツ

シンプルライフを気持ちよく送るためには、ただ物を減らすだけではなく、空間をスッキリと見せるための工夫が必要です。いつ訪れても片付いた印象のお宅には、家具や収納の選び方、間取りなどに工夫があるのかもしれません。そこで、シンプルライフを素敵に送っているお宅のリビング・ダイニングルームを覗いて、そのコツを教えてもらいましょう。
 

【シンプルライフのコツ1】
インテリアに統一感を持たせてスッキリ見せる

【シンプルライフのコツ1】インテリアに統一感を持たせてスッキリ見せる
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「色」は、空間を印象づける大切な要素の一つ。リビング・ダイニングであれば、テーブルやキッチン、収納、フローリング、照明など色の選び方によって、空間の雰囲気ががらりと変わります。こちらのお宅のように茶系で統一すれば、落ち着いた印象でシンプルライフにもぴったりです。
 
シンプルライフのために、家具や照明などの色味を統一することで、空間がスッキリと感じられます。家具選びをする際には、使い勝手やデザインも大切ですが、部屋の中にある家具の色と合わせて選ぶと、馴染みやすいインテリアになるでしょう。

 

【シンプルライフのコツ2】
家具は低めで揃えて、圧迫感を出さない

【シンプルライフのコツ2】家具は低めで揃えて、圧迫感を出さない
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空間をスッキリ見せるには、家具のデザイン選びにもコツがあります。ナチュラル、モダン、ヴィンテージ、ミッドセンチュリーなど、家具のテイストに統一感を持たせるのが、シンプルライフを送るためのコツの一つ。また、背の高い家具よりも、腰高ぐらいの低めの家具を中心に選ぶと、空間を圧迫しません。
 
収納家具であれば、扉付きとオープンタイプのどちらを選ぶかも重要です。飾り棚として楽しむならオープンタイプ、生活感が出るものを収納するなら扉付きや引き出しタイプを選びましょう。オープンタイプの場合は、こまめに掃除が必要になることも忘れずに。

 

【シンプルライフのコツ3】
片付けがスムーズになる収納の仕組みを作る

【シンプルライフのコツ3】片付けがスムーズになる収納の仕組みを作る
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テーブルの上やキッチンの作業台などは、いつでも物を置かないように心がけることも、シンプルライフを送るための基本です。そのためには、物を出したら、すぐにしまうことができる工夫が必要になります。
 
例えばこちらのお宅のように、キッチン作業台とテーブルが一体化していると、配膳も後片付けがとにかくスムーズ。また、よく使う食器類はなるべく一箇所にまとめて収納しておくのもポイントです。キッチンやダイニングテーブルまわりは特に散らかりやすい場所なので、ここを常にキレイにキープすることは、シンプルライフの第一歩です。

 

【シンプルライフのコツ4】
家電まわりはできるだけシンプルに見せる

【シンプルライフのコツ4】家電まわりはできるだけシンプルに見せる
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シンプルライフを素敵に送る人を悩ませるのが、家電まわり。ナチュラルな雰囲気に統一していても、テレビなどのオーディオ類やエアコン、加湿器などは、どうしてもインテリアから浮いてしまうことがあります。最近はデザインがシンプルなものや、ブラックやブラウンなどカラーも豊富に揃っているので、インテリアに馴染みやすい商品を選ぶようにしましょう。
 
また、家電まわりのコード類も悩みの種。たとえばテレビの場合は最初から壁掛けにして、コード類をテレビの後ろに隠すなど、家づくりの段階で工夫することもできます。

 

【シンプルライフのコツ5】
スケルトン階段で、空間を広く開放的に見せる

【シンプルライフのコツ5】スケルトン階段で、空間を広く開放的に見せる
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リビング階段をスケルトンにすることで、リビング・ダイニングの空間をより広く解放的にすることができます。さらに、細めの手すりを採用するなどの工夫で、よりスッキリとした印象になります。シンプルライフを楽しんでいるご家庭では、スケルトン階段を採用しているお宅も多いようです。
 
スケルトン階段は上下階との空間にもつながりができ、家族のコミュニケーションにも一役買ってくれるでしょう。階段を行き来しながら会話ができたりと、いつでも存在を近くに感じていられます。

 

【シンプルライフのコツ6】
家具は厳選して、ゆったり配置するのが基本

【シンプルライフのコツ6】家具は厳選して、ゆったり配置するのが基本
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シンプルライフを送る人の多くは、一つ一つの家具選びにも余念がありません。自分たちの好きなものを、納得するまでとことん探す……。そんな心の余裕こそが、究極のシンプルライフです。だからこそ、長く愛用できるものに出会えるのかもしれませんね。
 
お気に入りの家具が見つかったら、リビング・ダイニングにはゆったり配置してみてください。この時、家具のサイズにもこだわりを。大きいからいいというものではなく、部屋のサイズに合わせたり、家族が使いやすいサイズを選ぶことが大切です。デザインだけではなく、質が良く長く使えるものを選ぶセンスも磨いていけたらいいですね。

 

【シンプルライフのコツ7】
ダウンライトや間接照明で、天井空間もシンプルに

【シンプルライフのコツ7】ダウンライトや間接照明で、天井空間もシンプルに
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シンプルライフを送っているお宅は、照明にもこだわっています。照明選びは、意外にもセンスが出やすい場所。スッキリとシンプルに見せたいなら、シーリングライトではなく、ダウンライトや間接照明を上手に使いましょう。
 
ペンダントも使い方次第では素敵に見せることができますが、できればリビングダイニングには1カ所に留めておくと、空間全体がスッキリ見えます。ダイニングテーブルの上などに、デザイン性の高いペンダントを選んでみてもいいですね。

 
誰もが憧れるシンプルライフを上手に送っているお宅には、真似してみたいヒントがたくさんあります。家具や照明に統一感があったり、空間がスッキリ見えるような設備を選んでいたり、収納を上手に活用していたりと、家づくりの段階からしっかりこだわっているようです。

これから家づくりをするという方は、シンプルライフを実践しているお宅の写真をたくさん見てみましょう。たくさんのヒントが見つかるはずです!

SUHACOの家には、そんなノウハウが満載。お気軽にお問い合わせください。

 
文・内田あり

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著者情報

秋 慎一郎

秋 慎一郎 監修:一級建築士 秋慎一郎 /L・DESIGN建築設計事務所

「プライバシーの守られた開放的な空間」
「季節の移ろいを感じられる心地良い住まい」
をコンセプトにして、設計活動をしています。
コートハウス(中庭型住宅)の設計を多く手掛け、
「光」や「風」を考慮した、家族と穏やかに過ごせる「住まい」を提案しています。