シンプルライフは素敵な玄関でキマる! デザイン性と機能性を兼ね備えた、5つの玄関アイデア

玄関は来客が最初に足を踏み入れる空間であり、そこで家の印象も決まります。そして何より、家族を毎日送り出し、迎え入れる大切な場所。玄関がスッキリと片付き、きちんと感のある家こそ、素敵なシンプルライフを予感させてくれます。そんな、シンプルライフには欠かせない、素敵な玄関やエントランスにするための5つのアイデアをご紹介します。

【シンプルライフのコツ1】
玄関から生活感が見えない間取りの工夫をする

【シンプルライフのコツ1】玄関から生活感が見えない間取りの工夫をする

玄関に入ると、家の中までダイレクトに見えてしまう家は、家族にとっても来客にとってもストレスになるもの。また、ドアを開けると通りから家の中が見えてしまう間取りやデザインでは、プライバシーをしっかり守ることはできません。

気持ちよいシンプルライフを送るためにも、プライベートな部分と来客の目に入るスペースは区切っておきましょう。こちらのお宅は、玄関入り口と廊下側の両方を直角の間取りにすることで、玄関をオープンにしたままでも、外からも中からも見えない工夫がされています。このような作りであれば、玄関先に訪れた来客の場合でも、家の中を気にせずに対応ができます。

階段を上がると、二階のリビングルームにつながる
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また、玄関ホールにある階段を上がると、二階のリビングルームにつながる間取りにすることで、玄関とプライベートな部分をしっかり分けながらも、光や風が通り抜けていきます。空間がつながっていることで、帰ってきた家族の声もよく聞こえ、コミュニケーションも育まれるでしょう。狭小住宅など限られた空間でも、このようにメリハリのある間取りにすることで、快適なシンプルライフが実現できます。

 

【シンプルライフのコツ2】
家族を出迎えるための空間をゆったり確保する

【シンプルライフのコツ2】家族を出迎えるための空間をゆったり確保する
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玄関スペースを大きく確保することで、使い勝手のよい玄関になります。シンプルライフを送るためには、玄関には余計なものを置かずにスッキリ感をキープすることが大切。家族分の収納量を考慮した上で、たっぷり目の収納を用意しましょう。

こちらのお宅のような、凹凸がない壁一面収納は、圧迫感がなくデザインとしても秀逸。荷物を置く場所をあえて作らないことで、玄関を常にキレイにしようという意識が生まれます。また、ゆとりのある玄関スペースは訪れた人にも好印象を与え、上階に広がるシンプルライフを想像させます。

玄関と居住スペースを引き戸で仕切る
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玄関と居住スペースを引き戸で仕切っている、こちらのお宅。普段は仕切りをしてプライバシーをしっかり確保し、大勢の来客があるときはフルオープンにするなど、シーンに合わせて使い分けができます。ここをフルオープンにすることで、光と風が通り、開放的なエントランス空間が広がります。フレキシブルに使い方を変えられることも、シンプルライフを送るためのアイデアです。

 

【シンプルライフのコツ3】
靴や上着の脱ぎ着がしやすいデザインにする

【シンプルライフのコツ3】靴や上着の脱ぎ着がしやすいデザインにする
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SUHACOの家は、間取りやデザインの自由度が高く、家族のライフスタイルに合わせて設計ができます。シンプルライフを快適に過ごすためには、家族に合わせてデザインをすることで無駄を省き、本質的に必要なものだけで暮らしていくことも大切です。

こちらのお宅は、二階に向かってのびていく螺旋階段が象徴的な玄関。また、ホールへの上がり框の形状を工夫することで、靴の脱ぎ履きがしやすく、さらに土間スペースの広さを確保できます。

玄関にはたっぷりとしたシューズクロークと壁掛けフックを
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玄関で靴や上着を脱いだり着たりする家族の動線を考えて、玄関にはたっぷりとしたシューズクロークと壁掛けフックを設けるのもアイデア。感染症や花粉症対策の意味でも、玄関で脱ぎ着できるようにしておくことも、これからの生活スタイルには必要になるでしょう。シューズクロークの横に全身鏡をつければ、朝の身だしなみチェックもここで完了。無駄のないシンプルライフのためには、家族の動線をよく考えて設計することが大切です。

 

【シンプルライフのコツ4】
光と風が通り抜ける、心地よい間取りにする

シンプルライフのコツ4】光と風が通り抜ける、心地よい間取りにする
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玄関を入ると、真正面には中庭の風景。玄関側からも中庭からも光が差し込み、風が通り抜ける気持ちの良い玄関です。室内へ続く廊下が両サイドにあり、しっかりとプライバシーが保たれています。無駄な飾りをあえて作らず、スッキリとした印象の玄関は、シンプルライフを予感させてくれる空間です。

白で統一すれば、清潔感があり明るい雰囲気に
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どうしても暗くなりがちな玄関スペースには、プライバシーをしっかり確保しながらも、光が入る窓があると気持ちいいでしょう。たとえばこちらのお宅のように、足元に細長い窓を設けたり、ほかにもハイサイドライトで光をとったりと、窓の位置でも工夫をすることができます。

さらに、玄関に使われる素材はできるだけ統一することも、シンプルライフのための第一歩。玄関はどうしてもスペースが限られてしまうので、素材の選び方を工夫してスッキリ見せることで、空間がより広く感じられます。こちらのお宅のように白で統一すれば、清潔感があり明るい雰囲気に演出できます。

 

【シンプルライフのコツ5】
シンプルライフを予感させる、印象的なエントランス

【シンプルライフのコツ5】シンプルライフを予感させる、印象的なエントランス
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玄関へと続くエントランスも、シンプルライフを予感させてくれる大切な空間。こちらのお宅では、青空に向かって階段を一歩ずつのぼっていくと、家の中へ続く玄関にたどり着きます。コンクリート打ちっ放しの壁に囲まれたシンプルなエントランスは、訪れた人にシンプルライフの素敵な暮らしを予感させるはずです。

真っ白でシンプルな外観と一本道のエントランス
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真っ白でシンプルな外観と一本道のエントランス。訪れた人はこの道を歩きながら、玄関の扉を開けるまでのワクワク感を味わうかもしれません。シンプルライフを素敵に送るためには、まずはエントランスや玄関を整えることからはじめましょう。

余計な飾りを施さず、シンプルなデザインでまとめることで、家族にとって本当に必要なモノや設備のみで暮らすことができます。“家の顔”である玄関やエントランスは、それがとくにわかりやすく見えてくる場所なのです。

素敵なシンプルライフを送るためには、家づくりの段階でも、玄関やエントランスにもしっかり目を向けてみましょう。家族が毎日、どんな動線で玄関を使うのかを考えてデザインすることで、余計なデザインを省き、シンプルで機能的な玄関にすることができます。それこそが、心地よくシンプルライフを送るということにつながるのです。

SUHACOの家には、そんなノウハウが満載。お気軽にお問い合わせください。

文・内田あり

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著者情報

秋 慎一郎

秋 慎一郎 監修:一級建築士 秋慎一郎 /L・DESIGN建築設計事務所

「プライバシーの守られた開放的な空間」
「季節の移ろいを感じられる心地良い住まい」
をコンセプトにして、設計活動をしています。
コートハウス(中庭型住宅)の設計を多く手掛け、
「光」や「風」を考慮した、家族と穏やかに過ごせる「住まい」を提案しています。