木の家で暮らそう。温もりのある内装で快適に暮らす6つのコツ

玄関扉を開けると、ふっと感じられる木のいい香り。そして、室内に入ったときに優しい木材の色が目に入ることで、誰もが心安らぐでしょう。木の家は機能性に優れているだけでなく、住んでいる人に癒しを与えてくれます。そこで、SUHACOが提案する、木の家で快適に暮らすためのコツをご紹介します。

 

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木の家に暮らす、メリットとデメリットとは

二階からの景色
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“木の家”というと、構造体に木材を使用している木造住宅という意味もありますが、内装の床や天井、梁などに木材を使用した家のことも指します。

木の家の魅力は、なんといっても空間に温もりが感じられること。さらに、白い壁と木材の割合や分量を変えることで、空間の雰囲気も大きく変わります。

たとえば、床だけを木にして、壁と天井は白いクロスにすれば、スッキリとモダンな印象に。逆に、床や天井、柱などで木の分量を多くすれば、より温かみのある空間に感じられます。どんな仕上がりにしたいのかをイメージして、それを設計士さんやデザイナーさんに伝えるようにしましょう。イメージに近い写真を見せるのもいいですね。

また、内装に木をふんだんに使うことで、家に一歩足を踏み入れた時の“木の香り”にも気づくはず。香りを嗅ぐことで、リラックス効果も期待できます。暮らしていると香りに慣れてきてしまいますが、旅行などで数日家をあけて帰ってくると、再び、木の香りを感じることができるのです。

 

ハイサイドライトがあるリビングルーム
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木の家には、機能面でもメリットも多くあります。無垢材をはじめとした木材は、優れた断熱性と温度調整機能を兼ね備えているので、一年を通して快適に過ごすことができます。外気の影響を比較的受けにくい木の家は、夏は涼しく、冬は暖かいといった特徴も。無垢材が貼られた床は、夏は裸足で歩くとひんやりと気持ちよく、逆に冬は不思議と冷たくは感じません。

さらに、無垢材には調湿機能があり、湿度が高いときには湿気を吸い、逆に乾燥しているときは湿気を放出してくれます。まさに、無垢材は呼吸をして、その家に暮らす人を守ってくれているのです。

 

<木の家のメリット>

・リラックス効果がある

・木の香りに癒される

・夏は涼しく、冬は暖かい

・調湿効果がある

・吸音性に優れている

・年月とともに木に味わいが出てくる

 

一方で、木の家のデメリットも知っておきましょう。無垢材の床は、湿度によって状態が変化し、おもに春から夏は膨張し、秋から冬は収縮します。そのため、冬はササクレができてしまったり、木が割れてしまうことも。できるだけ割れを防ぐためにも、ワックスなどで定期的に手入れをする必要があるなど、多少は手間がかかってしまいます。

また、柔らかい材質の無垢材になると、どうしても傷がつきやすくなってしまうもの。それも味わいのひとつと割り切って、楽しむぐらいの余裕を持つことが大切ですね。

 

 

 

【コツその①】
白の空間と木の空間を区別してメリハリをつける

ダイニングルーム
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奥に見えるキッチンは、清潔感を出すために白で統一。一方で、手前のダイニングルームは、少し濃い目の木の床材とダイニングテーブルで、温もりのある空間になっています。つながった空間ではあるものの、目的をしっかり区別するために、内装の色や素材を変えてみるのもアイデアのひとつです。

 

 

【コツその②】
造作家具で、木の空間に統一感を出す

造作家具
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木の家により統一感を出したいのであれば、造作家具を検討してみるのもいいでしょう。できるだけ新築時の段階で一緒に依頼する方が、無駄なくスムーズに制作してもらえます。こちらのお宅は、スクエアの窓の下に折りたたみ式のデスクを設置。お子さんが勉強したり、ご両親がリモートワークをしたりと、いろいろと活用できそうです。新築時に造作家具を作ることで、同じ素材で統一感を出すことができます。

 

 

【コツその③】
木のワークトップで、キッチンにオリジナリティを出す

木のキッチン
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木の内装に合わせるのであれば、キッチンのワークトップを木材にするのもおすすめです。システムキッチンでは出せない、温もりとオリジナリティが感じられるでしょう。床材や柱と同じ色の素材にすれば、キッチンも家具のように見せることができ、インテリアによくなじみます。

 

 

【コツその④】
木の家と木の家具の、絶妙な親和性が楽しめる

木の家具
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床にも天井にも、ふんだんに木を使ったお宅。以前から使っていた、お気に入りの木の家具を合わせてみても、不思議と違和感なくなじんでいます。その理由は、使用した床や天井の木材は節のないタイプにしているから。木材の特徴もよく理解して選ぶことで、どんな色の家具とも相性がよく、空間にまとまりが感じられるでしょう。

 

 

【コツその⑤】
異素材ミックスで、意外性のある空間が生まれる

土間スペース
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一階部分の半分を土間スペースにした、個性的で贅沢な間取り。土間部分はコンクリート素材なので、どうしても冷たい印象になってしまいます。そこで、フローリングや階段、天井にたっぷり木を使って温かみをプラスし、異素材ミックスを楽しんでいます。

 

 

【コツその⑥】
木をたっぷり使って、野趣あふれる空間に

木のロフトスペース
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一階から二階を見上げると、節たっぷりの木材を使ったフリースペース。柱や梁、天井などの木材が組み合わさって、まるでログハウスのような野趣あふれる空間になっています。二階には、ハシゴを使ってさらにロフトに上がることができ、お子さんにとってはワクワクするような空間に仕上がっています。

 

 

 

木の家で暮らすことは、機能面でのメリットを得られることに加えて、癒しやリラックス効果が期待できます。また、木の分量を調節することで、シンプルモダンな空間から野趣あふれるログハウス風まで、好みの雰囲気にすることもできるのです。ぜひ、あなたらしい理想の木の家を見つけてみてくださいね。

SUHACOでは、温もりのある木の家をご提案しています。ぜひ、オープンハウスでご覧ください。

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著者情報

秋 慎一郎

秋 慎一郎 監修:一級建築士 秋慎一郎 /L・DESIGN建築設計事務所

「プライバシーの守られた開放的な空間」
「季節の移ろいを感じられる心地良い住まい」
をコンセプトにして、設計活動をしています。
コートハウス(中庭型住宅)の設計を多く手掛け、
「光」や「風」を考慮した、家族と穏やかに過ごせる「住まい」を提案しています。