おしゃれでモダンな家づくりの決め手になる!注文住宅で取り入れたい、5つの内装ポイント

モダンな家づくりのための成功のカギとなるのは、内装の素材選びや見せ方にあります。とくに、木をふんだんに取り入れた内装の場合は、その分量や見せ方・隠し方にもしっかりこだわってみましょう。また、リビング空間のアクセントになる階段やキッチン、造作収納の選び方も、モダンな家づくりの大切な要素。そこで、どんな選び方をすべきかを、SUHACOの実例と一緒にご紹介します。

モダンな家の内装に差が出るのは、木の分量次第!

木の分量は、その家の雰囲気を決定づける要素になります。木の分量を抑え目にすると、モダンでかっこいい雰囲気に。逆に木をふんだんに使うと、ナチュラルで優しい雰囲気になります。


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こちらのお宅は、木の分量を思いきり抑え目にして、よりモダンな雰囲気に。こうして見てみると、白のクロス部分がほとんどを占めていることがわかります。また、クールな印象のキッチンやスケルトン階段を採用することで、よりモダンな印象に仕上がっています。

ただし、壁や天井をすべて白のクロスのみにしてしまうと、空間が間延びしてしまい、メリハリが感じられません。そこで、化粧梁などを適度に加えることで、空間が引き締まるなどの効果があります。

また、床の色は明る目を選ぶと洗練された印象に、濃い目の色を選ぶと重厚感や落ち着いた雰囲気になります。これも、好みに合わせて選んでみるのといいですね。

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一方で、こちらのお宅のように木の分量を多めにすると、よりナチュラルな雰囲気になります。床はもちろん、天井全面にも木を張ることで、温かみのある空間に仕上がっています。また、節のある太めの梁を選んでみると、空間に変化が生まれ、ダイナミックさも加わります。現代的な家よりも、少し味わいのある家づくりがしたい場合には、こんな内装もおすすめです。


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適度に洗練されたモダンさを残しつつ、化粧梁で空間にアクセントを加えた内装。この空間がとてもシンプルに見えるのは、木の分量もさることながら、いたるところのラインをできるだけシンプルにしたことも大きな要因。モダンな家に木を取り入れる場合は、それ以外の部分はなるべくシンプルに仕上げるのもポイントです。

床の選び方で、空間の雰囲気はぐっと変わる!

空間の中でも、人の目に留まる場所として一番面積が大きいのが、“床”です。そういった理由もあり、床素材の選び方は非常に重要。ここの素材によって、空間の雰囲気が決まってくるからです。


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天然木の床材を採用すると、温かみのある空間になりますが、床材をちょっと変えるだけで、モダンでかっこいい雰囲気に。こちらのお宅は、ダークなグレーを採用し、それに合わせて階段やキッチンもデザインされています。モダンにすることで、ちょっと個性的な照明などもよく合います。


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モダンでありながら、どこか柔らかな雰囲気のリビングダイニング。床材は少し薄めのグレーを採用し、家具や設備、照明などもそれに合わせてチョイス。さらに、この空間をしっかり締めてくれているのが、階段やキッチンの換気扇フードの黒色。存在感のあるアイテムを選ぶ場合は、内装をモダンにすることで、バランスの良い空間になります。

柱や梁、化粧梁の分量や見せ方を工夫する!

柱や梁を活かした内装デザインは、どこを隠して、どこを見せるかによって、雰囲気が大きく変わってきます。実際にどんな内装になるのかを見えてみましょう。


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柱や梁をダイナミックに見せる内装デザインは、こちらのお宅のように、吹き抜けの大空間などにおすすめです。壁や天井の面積が広いのに、そこが白いクロス一色だと、変化がない間延びした空間になりがち。そこで、少しでも空間に表情を出すために、柱や梁をあえて見せるのもテクニックです。


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木のフローリングに、木の造作家具と、1階部分は木材をたっぷりと使用。逆に吹き抜け部分はクロスのみにすることで、空間が上に向かって明るく感じられます。また、比重を下に持ってくることで、全体的にどっしりと重厚感のある空間になっています。

キッチンや造作収納のデザインは基本シンプルに!

シンプルでモダンな家づくりをするのであれば、キッチンや造作家具などの素材選びも大事なポイントになります。内装のバランスを考えたうえで、ちょっとアクセントになる素材や色を選ぶか、白でシンプルにまとめるかを選びましょう。


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造作家具を白やナチュラルな木で仕上げると、空間がよりシンプルでモダンな印象になります。素材もデザインもシンプルにすることで、長く愛用することもできます。また、生活が始まってから設置する家具などで、表情をつけることもできます。存在感のある家具を置きたい場合は、内装をシンプルにするのも鉄則です。


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造作家具にちょっとした遊び心を加えることもできます。こちらのお宅では、キッチンの造作収納の扉をグラデーションで演出。ブラックのかっこいいキッチンとの相性も抜群です。このように、色選びを工夫すれば、クールでモダンな印象のリビングダイニングになります。

存在感のある階段は、モダンな家の決め手に

空間を縦につなげてくれるリビング階段は、インテリアの一部になります。この階段の素材選びによっても、空間の雰囲気は変わってくるはず。


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たとえばこちらのお宅のように、木が多めのナチュラルな雰囲気でも、黒いフレームや手すりのスケルトン階段を合わせることで、空間が一気にシャープでモダンな印象に変わりました。手すりが細ければ空間を邪魔せず、洗練された雰囲気になり、また色によっても変わってくるはずです。


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オブジェのように存在感抜群なスケルトン階段は、モダンな家にぴったり。こちらのお宅は、ダーク目な木のフローリングに、真っ白な階段やキッチンの組み合わせで、パキッとメリハリのある空間になっています。螺旋階段は家のフロアを縦方向につなげてくれて、都市部の狭小住宅でも大活躍します。

シンプルでモダンな家は、どの世代にも好まれやすく、そして飽きがこないので、長く暮らす家にはぴったり。注文住宅での家づくりであれば、木の分量や見せ方を好みで選んだり、それに合わせてキッチンや造作家具、階段などの素材を選ぶことができます。

SUHACOでは、シンプルでモダンな家から、木をふんだんに使ったナチュラルな雰囲気の家まで、さまざまな施工事例があります。ぜひ、家づくりの参考にしてみてください。
文/内田あり

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著者情報

秋 慎一郎

秋 慎一郎 監修:一級建築士 秋慎一郎 /L・DESIGN建築設計事務所

「プライバシーの守られた開放的な空間」
「季節の移ろいを感じられる心地良い住まい」
をコンセプトにして、設計活動をしています。
コートハウス(中庭型住宅)の設計を多く手掛け、
「光」や「風」を考慮した、家族と穏やかに過ごせる「住まい」を提案しています。