ロフト空間を作るなら、リビングルームが最適な5つの理由

ロフトとは、屋根裏のスペースや、天井を低くした部分を活用して設ける空間のこと。その構造上、2階に設けることがほとんどで、子ども部屋にロフトを作るご家庭も多いでしょう。しかし、ロフトはリビングルームにあってこそ、デザインや使い方に幅が広がるもの。そこで、SUHACOの実例をご紹介しながら、リビングルームが最適な5つの理由を解説します。

 

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【理由その1】
収納の上をロフトにして、空間を有効活用

ロフトのあるリビングルーム

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吹き抜けのリビングルームでは、収納空間の上はデッドスペースになりがちです。そこで、収納の上部をロフトにすることで、大きな荷物や、ストックしておきたい物、年に一度しか使わない季節性のアイテムなどを収納しておくことができます。収納場所をリビングルームの一角にひとまとめにしておくことで、どこにしまったのか迷うこともなくなります。

 

また、ロフトに登るハシゴは、収納の中に収めてしまうデザインもおすすめ。必要でないときは収納の扉を閉じておけば、リビング側からはスッキリ見えます。また、小さなお子さんがいる場合は、このようなデザインにしておくと安心です。

 

 

 

【理由その2】
フルオープンのロフトなら、空間を広く見せる効果も

大きなロフトのあるリビングルーム

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リビングやダイニングとは別に、家族が自由に使えるフリースペースがあると便利。しかし、フリースペースをリビングルームと別の場所に設けても、利用頻度が低く、あまり使えない空間になってしまうことも。そこで、リビングルームと隣接していて、家事をしながらでも子どもたちの様子がいつでも感じられるロフトスペースが最適です。また、作りつけのデスクを設置し、明かり取りのための窓を設ければ、リモートワークを行う場所としても活用できるでしょう。

 

ロフトに壁などを設けず、大胆なフルオープンにすれば、いつでも家族の気配を感じていられます。また、空間の上部がつながっているので、リビングルームに一体感があり、広々と感じるでしょう。さらに、ロフトに窓を設けたことで、光と風が通りぬけて居心地のよい空間になります。

 

 

 

【理由その3】
子どもがワクワクする、秘密基地のような空間

ロフトのあるリビングルーム

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ハシゴを登り降りしたり、天井の低い秘密基地に隠れたり、上から家族の様子をのぞいたり……。子どもにとってロフトは、ワクワクするような遊び場。リビングルームに隣り合わせたロフトであれば、家事をしながらでも子どもたちを見守ることができます。

 

こちらのお宅では、畳スペースの上をロフトとして活用。ちょっとした昼寝をする目的であれば、畳スペースの天井は低めに設定でき、その上をロフトにすることも。フロアを2層にすることで、空間を存分に有効活用できます。ただし、小さなお子さんが利用する場合は、安全面などは注意が必要です。

 

また、エアコンの取り付け位置もしっかり考慮しましょう。ロフトは空間の上の方にあるため、冬は暖かい空気が上へ上へといき、ロフトはとても暖かく快適です。一方で夏は、冷たい空気が下へ行ってしまうので、ロフト空間が非常に暑くなる可能性も。そこで、ロフトにエアコンを取りつけることで、ロフトも含めた空間全体をしっかり冷やすことができます。

 

 

 

【理由その4】
ワンフロアリビングは、ロフトでメリハリを

ロフトのあるリビングルーム

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吹き抜けのリビングルームは、広々と開放的な雰囲気。しかし、ワンフロア全体が吹き抜けになっていると、ガランと広いだけの、ちょっと面白みのない空間になってしまいます。そこで、キッチンとダイニング部分の天井を低くするデザインであれば、空間デザインにメリハリが生まれます。さらに、換気扇をつけたり、手元により近い照明が必要になるなど、キッチンは低い天井のほうが、何かと使い勝手がいいものです。

 

キッチンで天井を低くしたぶん、その上をロフトにするのもいいでしょう。こちらのお宅は常設の階段にしたことで、お子さんの行き来も安心。下からも上からもよく見えるようになっているので、家族のコミュニケーションもしやすいもの。お子さんが小さい頃は、子ども部屋として活用するのもいいですね。

 

 

【理由その5】
壁を設ければ、家族だけのプライベート空間に

黒いキッチンのあるリビングルーム

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ロフトスペースは、壁を作らずにオープンな作りにすれば、空間につながりが生まれて広く感じられます。しかしその分、下から丸見えになってしまうことも。ロフトを完全にプライベートな空間として使いたいなら、こちらのお宅のように、壁を作って仕切ることもアイデアのひとつ。たとえば、夫婦の寝室だったり、お子さんが小さいうちの子ども部屋として使うこともできます。

 

また、ベランダや屋上へ出られるフロアにして、ロフトで洗濯物を畳んだり、雨の日には洗濯物を干したりと、家事スペースとしても活躍。ほかにも、趣味を存分に楽しむ場所にすることもできます。下から見えないぶん、常に片付けておかなくては…というプレッシャーもないので、プライベートな空間として大活躍します。

 

 

 

 

ロフトをリビングルームに設けることで、吹き抜けの解放的な空間にメリハリが生まれます。また、一部分をロフトにして上下2層に分けることで、空間の有効活用にも。都心部の狭小住宅などでも、取り入れたいアイデアですね。さらにロフトは、大きなものを収納したり、お子さんがいるご家庭では遊び場所になったり、思いきり趣味を満喫できたりと、暮らしの中で何かと便利に使えるスペースになります。

 

SUHACOでは、ロフトのあるリビングルームをご提案しています。オープンハウスなどで、ぜひご覧ください。

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著者情報

秋 慎一郎

秋 慎一郎 監修:一級建築士 秋慎一郎 /L・DESIGN建築設計事務所

「プライバシーの守られた開放的な空間」
「季節の移ろいを感じられる心地良い住まい」
をコンセプトにして、設計活動をしています。
コートハウス(中庭型住宅)の設計を多く手掛け、
「光」や「風」を考慮した、家族と穏やかに過ごせる「住まい」を提案しています。