来客を魅了する、おしゃれな土間玄関のアイデア9選

はじめてお邪魔するお宅の扉を開けるのは、誰もがワクワクするもの。扉を開けて、そこに広々とした土間玄関が続いていると、その家がもつ“ゆとり”や“センス”が感じられます。そこで、訪れる人の印象に残る、素敵な土間玄関のある家をご紹介。SUHACOが提案する9つのアイデアを参考にしてみてください。

 

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土間玄関には、その家それぞれの使い方がある

土間玄関
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土間とは、室内でありながらも、床材を貼っていないことで土足でも歩くことができるスペースのこと。最近よく見られるのは、玄関の土間部分を思い切り大きくとって、土間玄関として活用する間取りやデザインです。そもそも、昔ながらの日本家屋では、玄関扉を開けると広い土間スペースのある間取りは一般的。土間では調理をしたり、農具の手入れ、またコミュニケーションをする場所となるなど、日本人にとっては馴染みやすい間取りなのです。

 

現代の住宅でも、玄関のスペースを土間玄関として大きめに取る間取りは人気。そして昔の日本家屋と同様に、靴の脱ぎ履きをする目的以外にも、さまざまな活用方法があります。たとえば、土間でDIYをしたり、自転車をいじったりすることも。また、玄関は家の中でも一番涼しい場所なので、野菜などの一時置き場にしたり、買ってきたものをひとまず置いておく“仮置場”としても活用できます。

 

さらに、土間玄関の空間を活用してオブジェやグリーンを飾ったり、ときにはギャラリーとして利用するなど、ワンランク上の使い方で楽しんでいるご家庭もあるようです。このように、その家族それぞれの使い方ができるのが、土間玄関の魅力と言えるでしょう。

 

 

 

<アイデア①>
大胆なタタキのデザインで、来客の目を引く

上がり框がユニークな玄関
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扉を開けると目に飛び込んでくるのは、斜めに大きくカットされた玄関のタタキ。このような大胆なデザインにすることで、訪れた人の心に残る空間になるでしょう。また、大勢の来客があったときでも、ゆっくり靴の脱ぎ履きができるのもメリットですね。こちらの土間玄関は階段の上から光が差し込み、明るく広々とした空間になっています。

 

 

 

<アイデア②>
玄関横にひと部屋分の土間スペースを隣接

土間玄関
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扉を開けた先は、玄関を含めた、約一部屋分ほどある土間スペース。靴の脱ぎ履きをする場所とつながってはいますが、あえて一部屋分ほど広げて土間にすることで、家族に気兼ねなく作業をすることができます。つまり、玄関とガレージをドッキングさせたようなイメージ。ここでDIYをしたり、植物いじりをしたり、自転車をいじったりと、趣味が存分に楽しめる場所になるでしょう。

 

 

 

<アイデア③>
奥に向かって広がる間取りで、開放感をプラス

土間玄関
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玄関扉から室内に向かって、だんだんと広がるような間取りになっている、こちらのお宅。玄関を入ったときに、実際の広さ以上に空間が広がっているような感覚を覚えます。

狭小住宅などでは、広い土間玄関を確保するのは難しいですが、階段下などのデッドスペースを活用すれば、奥行きのある土間玄関が実現。シューズクロークも浮かせて設置したことで、掃除もしやすく、すっきりと見える効果もあります。

 

 

 

<アイデア④>
階段から差し込む陽光で、明るい土間玄関

スケルトン階段のある玄関ホール
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昔ながらの家の土間玄関は、あまり光が入らず、少し暗いイメージがあるかもしれません。しかし昼間でも気持ちよく作業ができるように、明るい土間玄関が今どきらしいですよね。こちらのお宅では、スケルトン階段の間から陽光が差し込み、土間玄関の明るさをキープ。また、玄関に大きな鏡を設置することで、身だしなみを整えるのはもちろん、空間をより広く見せる効果があります。

 

 

 

<アイデア⑤>
タタキをワイドにすれば、脱ぎ履きがしやすい

横幅のある玄関
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玄関に対して、直角にタタキを設けた土間玄関。このような間取りにすることで、玄関からダイレクトに室内を見られる心配がなく、来客した人や配送のドライバーが玄関先に来た時でも、家族のプライバシーがしっかり確保できます。土間玄関に掃き出し窓を採用したことで、非常に明るく、そして空間に広がりが感じられます。

 

 

 

<アイデア⑥>
リビングに直接アクセスできる、昔ながらの土間玄関


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土間玄関からタタキへ上がると、そこはこの家のワンフロアリビング。玄関とリビングの仕切りは一切なく、ダイレクトにつながっていることで、オープンな暮らしを求めているご家庭にぴったりです。この間取り、実は昔ながらの日本家屋とよく似ていますよね。

また、奥行きのある土間スペースに合わせて、かなりワイドな玄関収納を造作。玄関収納は足元が浮いているデザインにしているので、掃除がしやすいのも特徴です。

 

 

 

<アイデア⑦>
見通しのよい土間玄関で、印象もアップ

中庭に続く玄関ホール
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玄関扉を開けると、廊下の一番奥には庭に続く開口部があり、明るい光が土間玄関まで届きます。土間自体はそんなに広いスペースではないものの、視界が先まで開けていることで、実際の広さ以上に開放感が感じられる間取りやデザインになっています。

 

 

 

<アイデア⑧>
廊下と土間玄関を合体させて、空間の有効活用を

土間玄関
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空間を有効活用するために、半分を土間玄関、半分を廊下にしたこちらのお宅。階段下を活用した土間部分は、自転車やベビーカーなどを置いたり、グリーンやオブジェを飾るのもいいでしょう。スケルトン階段なので、空間が遮られず、土間玄関に奥行きが感じられます。

 

 

 

<アイデア⑨>
将来的には店舗にもできる、広々の土間玄関

土間のあるワンフロアの家
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玄関を入ると、ワンフロアの半分以上を土間が占めている、なんとも贅沢な間取り。大きな掃き出し窓と上階から差し込む光で、1階部分は明るく解放的な空間になっています。現在はフリースペースになっていますが、将来的には店舗として活用できるなど、さまざまな使い方が考えられる土間玄関です。

 

 

 

 

家を訪れる人にとっては、玄関扉を入って最初に目にするのが玄関スペース。その家の印象として残りやすい場所なので、いつでも気持ちのよい空間にキープしておきたいものです。

SUHACOが提案する土間玄関は、デザイン性のよさはもちろんのこと、使い勝手もしっかり兼ねあわせているのが特徴です。ぜひ、オープンハウスなどで実際にご覧ください。

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著者情報

秋 慎一郎

秋 慎一郎 監修:一級建築士 秋慎一郎 /L・DESIGN建築設計事務所

「プライバシーの守られた開放的な空間」
「季節の移ろいを感じられる心地良い住まい」
をコンセプトにして、設計活動をしています。
コートハウス(中庭型住宅)の設計を多く手掛け、
「光」や「風」を考慮した、家族と穏やかに過ごせる「住まい」を提案しています。