シンプルな暮らしに合う、キッチン収納のアイデア7選

シンプルな暮らしを実現させたいのであれば、キッチン収納にも注目してみましょう。注文住宅では、いわゆる既製品のシステムキッチンを採用するよりも、より自分たちの暮らしに合った造作キッチンを作ることができます。キッチンまわりがスッキリ片付いて、自分にフィットしたデザインであれば、毎日の家事や料理がもっと楽しくなるはず。そこで、SUHACOが提案するシンプルな暮らしにぴったりの、造作キッチンの収納アイデアをご紹介します。

 

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キッチン収納を考える際の3つのコツ

毎日の家事や食事づくりで立つキッチンをキレイに保つには、収納づくりが鍵に。そこで、キッチン収納を考える際に参考にしたい、3つのコツをご紹介します。

 

<収納づくりのコツ その①>
キッチン下の収納内容を考える

キッチンの写真
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キッチンの収納を考える際には、横ゾーンの収納と縦ゾーンの収納を意識することが大切です。

横ゾーンの収納とは、キッチンの下部分。ここには、家事や調理中によく使う物を収納しておくことが多いでしょう。たとえば、ガスレンジの下にはフライパンや鍋類、作業台スペースの下には食洗機、シンクの下には水まわりで使う道具などが考えられます。もちろん、これが一般的というだけで、自分たちが使いやすいように変更することもできますが、システムキッチンでは一般的にはこのようなデザインになっていることが多いでしょう。もし、より自由度を高めたいのであれば、造作キッチンを検討してみるのもいいです。

 

<収納づくりのコツ その②>
キッチンを縦に分割して考える

ステンレスのキッチン
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縦ゾーンの収納は、キッチンに立った時に上段・中断・下段に分けて考えます。上段の収納には、吊り戸棚が一般的で、より収納力をもたせたい場合に取り付けることが多いです。ここは、手を伸ばして物を取ったり、天井付近は踏み台に乗らなくては届かない場合も多いので、普段はあまり使わないものを収納しておくことが多いですね。

次に、中段と呼ばれる部分は、キッチンに立った状態でも楽に手が届く場所にある収納。キッチン台の真下にある引き出しなどがそれに当たります。ここは、もっとも使用頻度が高いものを入れておくと便利です。

下段は、使用頻度が低く、また重いものを収納するのに適しています。重いものを上に置くのは大変なので、なるべく下段に収納したほうがベストです。

注文住宅で造作キッチンや収納を作るときには、この「横のゾーン」と「縦のゾーン」を意識すると、使いやすいキッチンになるはずです。

 

<収納づくりのコツ その③>
家事や料理をする動線を考える

キッチンで料理をする
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キッチン収納は、キッチン下の引き出しや、上部の吊り戸棚などとは別に、反対側にも設置することがほとんどでしょう。どこにどんな収納を設置するかは、普段の動線を考えてみることが大切です。

たとえば、食器を洗って収納棚にしまうまでの動線を想像してみます。シンクで食器をすすぎ、すぐ横の食洗機に入れ、洗い終わったら手の届く場所に収納できれば、無駄な動きが省かれます。

また、作業台の真下に食器類が収納してあれば、配膳もスムーズに行うことができます。このように、実際に自分が調理や片付けをしているシーンをイメージしながら、収納場所や収納のデザインを決めていくのがいいでしょう。

さらに、造作収納のよい点は、置きたいキッチン家電などのサイズを測って、そこにはめ込むように作ることが可能なところ。作業台の上に家電が出るのを避けたい場合は、このように家電を隠すようにデザインすることもできます。さらに、扉は観音開きがいいのか、引き戸がいいのか、引き出しがいいのかなど、収納の開き方も好みに合わせて選ぶことができます。

 

 

SUHACOが提案する、キッチン収納のアイデア7選

自分たちの暮らしにフィットし、シンプルな暮らしを求めるのであれば、ぜひ造作のキッチン収納を検討してみましょう。ここでは、SUHACOが提案するキッチン収納をご紹介します。

 

<キッチン収納のアイデア その①>
背面収納を大きな箱にする

タイルがグレーのリビングルーム
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キッチンの背面にある収納は、引き戸で囲まれた何もない空間になっていて、その中に食器棚や冷蔵庫、キッチン家電などを置くことができます。使っている時は扉を開け、隠したい時は一気に隠すことができるのも便利。扉を閉めている状態では、生活感のあるものはすべて扉で隠すことができます。このようなデザインであれば、これまで使っていた食器棚を活用したり、使いやすさを重視した収納棚などを自由に選んで置くことができるのも魅力です。

 

 

<キッチン収納のアイデア その②>
低い収納にして、キッチン前面を開口部に

キッチンの写真
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こちらは、家事や料理をしながら外を眺められる贅沢なキッチン。大きな開口部を設けるために、高い場所に収納を設けることはできません。その代わりに、ワイドなキッチンと広々とした作業台を設置しています。この作業台の一部がダイニングテーブルになっているので、生活動線もコンパクトになります。さらに、全体的に低めの収納のみでまとめれば、地震の際に物が落下することを防ぐこともできます。

 

<キッチン収納のアイデア その③>
造作キッチンで、自分らしくカスタマイズ

木のキッチン
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その家らしい収納を備え、世界に一つだけのキッチンを求めているのであれば、SUHACOオリジナルの設計で作るのがベスト。造作のキッチンであれば、食洗機やコンロ、水栓などもこだわりのものを選んで取り付けてもらうこともできます。たとえばこちらのお宅のように、キッチンのトップワークには温かみのある木の素材をチョイス。こだわりの設備を採用することで、オリジナリティのあるキッチンが完成します。収納扉をつけずに、あえて防水性のあるカーテンを取り付けたのも、柔らかな印象になり、このお宅らしさが出ていますね。

 

 

<キッチン収納のアイデア その④>
システムキッチンと組み合わせてみる

家具のようなカウンターがある写真
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キッチンまわりをすべて造作にすれば、自分らしい理想のキッチンを作ることはできますが、それではコストが高くかかってしまいます。そこで、機能性を優先したシステムキッチンと、デザイン性を重視した造作収納の組み合わせもおすすめです。こちらのお宅では、キッチンとダイニングルームの間に、収納力も兼ね備えた作業台を造作。このような造作の作業台は、キッチン側からもダイニング側からも扉を開けることができるなど、その家に合わせたデザインにすることができます。

 

 

<キッチン収納のアイデア その⑤>
コンロは背面、シンクはダイニング側に

ダイニングキッチン
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インテリアに合わせて、キッチンには暖色系のカラーをセレクト。複数人でも調理しやすいように、奥行きと幅をたっぷりもたせたています。シンクはダインング側に向かって、コンロは壁側に向かってと、家族が作業がしやすいようにデザインされています。天井が高い空間でも、吊り収納の下に照明を設けることで、調理の手元を明るく照らす工夫も見られます。

 

 

<キッチン収納のアイデア その⑥>
見せる収納で、キッチンライフを楽しむ

キッチンの写真
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背面の収納は腰高のデザインのみにして、リビング側から見える位置には一枚板の“見せる収納”を取り付けています。このようなデザインにすることで、ここにグリーンを置いたり、お気に入りの食器を飾ったり、オブジェを置いたりと、自分らしくキッチンライフを楽しむことができます。また、吊り戸棚を設置しないことでハイサイドライトを設けることができ、キッチン空間の明るさをキープしています。

 

<キッチン収納のアイデア その⑦>
キッチンパントリーを設けて、収納力をアップ

カウンターキッチンのある写真
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家族の人数が多かったり、普段からストックを保管しているご家庭であれば、キッチンパントリーを設けるのもおすすめ。食品はもちろんですが、生活用品などをたっぷり収納することができます。パントリーに扉をつけることもできますが、常にオープンにしておけば、キッチンからの行き来もしやすいでしょう。間取りの工夫次第では、リビング側から見えないようにできるので、生活感を隠すこともできます。

キッチンとリビングルームの間には、造作の作業台を設置。下はよく使う食器類などを収納しておくことができます。作業台のデザインを工夫すれば、カウンターのようにも使えて便利です。

 

 

シンプルな暮らしとは、家族みんなが心豊かに過ごすこと。キッチンは、毎日の食事をつくり、家族がそれを楽しむ大切な場所です。だからこそ、家族が使いやすく、いつでもスッキリ片付いているのが理想ですよね。

そのためには、暮らしに合わせた造作キッチンや収納を検討してみるのがおすすめ。また、水栓やシンク、レンジフードなどの設備をこだわって選んでみたり、見せる収納でインテリアを楽しんだりと、その家らしいキッチンライフを送ることもできます。

SUHACOでは、造作のキッチン収納をご提案しています。オープンハウスでぜひご覧ください。

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著者情報

秋 慎一郎

秋 慎一郎 監修:一級建築士 秋慎一郎 /L・DESIGN建築設計事務所

「プライバシーの守られた開放的な空間」
「季節の移ろいを感じられる心地良い住まい」
をコンセプトにして、設計活動をしています。
コートハウス(中庭型住宅)の設計を多く手掛け、
「光」や「風」を考慮した、家族と穏やかに過ごせる「住まい」を提案しています。