【シンプルな家づくり】リビングのインテリアがグッとおしゃれに!プランニングで取り入れたいアイデア6選

家づくりは、大きな“箱”を作るようなもの。最終的には、箱とインテリア(内装)が一つになって、はじめて「家」が完成します。つまり、 家づくりがはじまったときから、理想のインテリアまでイメージしておくことが大切。そこで、プランニングの段階で取り入れることができる、おしゃれなインテリアのためのデザイン&アイデアをご紹介します。

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大きな家具のサイズ感やレイアウトをイメージする

リビングルーム
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「ここに大きなサイズのソファを置いて……」「テレビはこのあたりの壁に取り付けてようかな……」。こんな風に、プランニングの段階でインテリアのイメージを膨らませている方もいるでしょう。リビング・ダイニングはとくに、 テーブルやソファなど大きな家具を配置する空間であり、その選び方によってインテリアの完成度も変わってきます。ここを印象的な空間にすることが、おしゃれな家づくりのコツとも言えるでしょう。

リビングルーム
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こちらのお宅では、吹き抜けのある広々としたリビングルームが印象的。空間の広さとのバランスを考えて、リビングの中心に大きなサイズのカウチソファを選んでいます。玄関の入り口からの動線を考えて、窓側にカウチ部分が来るようなデザインのソファにしています。大きなソファの前には、壁掛けスタイルでテレビを配置。 テレビを壁掛けできるように、壁の強度をあらかじめ高くしておいたり、配線を工夫しておいたりと、家づくりの段階でできることをしておくといいでしょう。

また、ダイニングテーブルの位置がきまれば、照明の位置も決まってきます。このお宅の場合は吹き抜け空間が大きいので、照明の選び方には少々の工夫が必要です。そこで、 天井から吊るすタイプではなく、壁から横に伸びるようなデザインのものを選んでいます。

 

造作家具で、箱とインテリアを一体で考える

一般的には、家という“箱”ができあがってから、家具を運び入れたり、買い揃えていくという考え方をする方が多いでしょう。しかし、 家を建てていく段階で一緒に作っていく造作家具を選ぶことで、家と家具が一体化したインテリアにすることができるのです。

リビングルーム
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一体型にするメリットはいくつかあります。 一つは、インテリアに統一感が生まれること。床や梁などと同じような素材にすることで、家具も家の一部のように馴染ませることができます。また、家にフィットした家具ですから、無駄な空間や隙間などは生まれません。

さらに、 地震による家具の転倒なども防ぐことができます。家具を固定させるなどの手間もなく、見た目もシンプルにすることが可能です。

こちらのお宅では、リビングの壁一面を本棚にしています。家具を後から選ぶと、このようなデザインにすることはなかなかできないものです。まさに、家と家具が一体化している家づくりと言えますね。

リビングルームの写真
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キッチンの作業カウンターとその横に作った収納も、 同素材で統一。使いやすさとシンプルさを重視し、見た目にもすっきりと見えます。造作の収納であれば、観音扉がいいのか、スライド扉がいいのかなど、使う人の好みや家族の人数に合わせて作ることができ、無駄が生まれません。

 

 

印象的な階段を選べば、インテリアに個性が加わる

タイルがグレーのリビングルーム
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リビング空間をよりおしゃれに見せてくれるのが、さまざまなデザインを選ぶことができるリビング階段です。上下で縦に空間が繋がることで、縦方向に目線が通り、リビングを広く見せる効果が期待できます。 それとともに、この家のシンボル的な存在となり、インテリアの一つとして楽しめるのです。階段の選び方によって、家のインテリア全体の雰囲気が決まると言っても過言ではありません。

リビング
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たとえば、こちらのお宅のように、 リビング・ダイニングに黒いスチールの螺旋階段が加わることで、全体的にキリッとした印象に仕上がります。これが白い螺旋階段であれば、明るく洗練された印象に変わるでしょう。

直線の階段ではなく、螺旋階段にすることで、空間に曲線が加わり、柔らかなイメージでセンスの良さを感じることができます。 まるでオブジェのように、階段がインテリアの一部になります。

 

家に温かみを加えてくれる、薪ストーブを設置

薪ストーブ
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最近では、リビングルームの暖房器具として薪ストーブを選ぶご家庭も増えているよう。シンプルなライフスタイルに似合うアイテムとして、年々人気も高まっています。 薪ストーブは自然素材との相性も抜群で、白い壁に無垢材の床、そこにナチュラルな雰囲気の薪ストーブを加えることで、より印象的な空間に仕上がります。

家に薪ストーブを設置するのであれば、プランニングの段階から家づくりに取り込まなくてはいけません。ただし、 薪ストーブの取り扱いには少々注意が必要なので、自分たちの暮らしに本当に合っているのかをきちんと検討する必要があります。

 

薪ストーブ
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こちらのお宅では、 リビングの壁の一部分凹ませて、そこに薪ストーブの設置しています。このようなデザインにしたことで、空間をできるだけ広く使えるからです。

また、薪ストーブの周囲は、自然と家族が集まってくる場所になるでしょう。 その近くにソファを配したり、一人掛けの椅子を置いたりと、あらかじめ家具などのレイアウトを考えながら、設置場所を決めるのがおすすめです。

 

リビング階段で、自然な形で空間を区切る

リビング
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二階に、ワンフロアのリビングルームという間取りを取り入れるご家庭も増えています。プライバシーが守られ、斜め上からの光を取り入れやすいというメリットがあります。ただし、ワンフロアで広々としたリビングルームは、家具などのレイアウトがしにくかったり、無駄なスペースが生まれてしまうという欠点があります。

そこで取り入れたいアイデアが、 家の中心にリビング階段を配置して、自然な形で空間を区切るということ。そうすると、例えばこちらのお宅では、中央の階段を区切りに、「リビング」と「ダイニング&キッチン」に分かれます。こうすることで、 家具を配置しやすくなったり、動線がなるべくコンパクトになるのです。

 

リビング階段
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また、 空間が間延びしてしまいがちなワンフロアですが、階段の手すりなどがあることで、メリハリが生まれます。 インテリアのアクセントにもなるので、家具のテイストに合った階段のデザインにすることも重要ですね。こちらのお宅でも、ウォルナット系の木材と黒で統一したインテリアに、階段の手すりがうまく融合しています。

 

夜のリビングも素敵に演出する間接照明を

間接照明
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リビングの間接照明も、プランニングの段階からぜひ取り入れていきたいアイデアです。間接照明を効果的に取り入れることで、家族がリラックスできる夜のリビングを素敵に演出してくれます。

例えばこちらのお宅では、勾配天井と梁を活用して、ダイニングとキッチンに柔らかな光を。 勾配天井に間接照明を採用することで、天井を優しく照らしてくれ、木の質感の美しさを楽しむことができます。

 

間接照明
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スポットライトや天井からのペンダントライトなど、インテリアにエッセンスをプラスしてくれるアイテムも、ぜひ上手に活用しましょう。このような照明のプランニングは、ぜひ家づくりを一緒に行うことで、家との一体感を得ることができるでしょう。

自由度の高い注文住宅であれば、家をプランニングする段階から、おしゃれなインテリアをイメージし、そのためのデザインやアイデアを取り入れることができます。造作家具や間接照明など、家とインテリアとの一体感を大切にしたり、大きな家具のサイズ感や配置を重視しながら間取りを考えたり……。また、シンプルな家に似合う薪ストーブなどの人気アイテムなども、家づくりと一緒に検討してみましょう。

このようなインテリアの要素を加えていくためには、まずはシンプルな”箱”を作ることが第一歩。 SUHACOの家づくりでは、シンプルな“箱”に、本当に必要な要素だけを足していくスタイルを提案しています。

ぜひ、SUHACOのオープンハウスにお越しいただき、実際の目でご覧ください。

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著者情報

秋 慎一郎

秋 慎一郎 監修:一級建築士 秋慎一郎 /L・DESIGN建築設計事務所

「プライバシーの守られた開放的な空間」
「季節の移ろいを感じられる心地良い住まい」
をコンセプトにして、設計活動をしています。
コートハウス(中庭型住宅)の設計を多く手掛け、
「光」や「風」を考慮した、家族と穏やかに過ごせる「住まい」を提案しています。