シンプルで丁寧な暮らしが想像できる、モダンな家の外観デザイン12選

家の外観は、その家の印象を左右する大事な要素。さらには、その家に暮らす人のイメージそのものにもなります。シンプルで丁寧な暮らしを思い描いて家づくりをするのであれば、間取りや内装と同じように、外観も思いきりシンプルにしてみましょう。自分らしく個性的な暮らしを思い描くなら、シンプルでありながらも目を引くフォルムや素材選びをしてみるのもいいでしょう。開口部が少ないシンプルな外観は、プライバシーをしっかり確保するのにも有効です。そこで、シンプルでモダンな外観デザインをご紹介します。
 

家の外観こそ、その家らしさを最も表現できる!


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外観は家の“顔”であり、家に帰ってきた家族や訪れた人を迎え入れてくれたり、通りゆく人にとっては街並みの一部として見られています。だからこそ、誰にとっても印象がよく、シンプルでモダンな外観は好まれます。

そして、家の外観はその家らしさがダイレクトに表現される要素であることを知っておきましょう。デザイン次第では、外観を見ただけで、そこに住む人たちの暮らしが想像できるものです。シンプルな外観からは、丁寧な暮らしをしている人が想像できるでしょう。デザイン性のある外観なら、センスのある人が暮らしているのかな?と想像できます。つまり、シンプルな暮らしを実現するためには、家の外観からしっかりこだわって作ることが大切です。

また、周囲の街並みとの調和も考えることもお忘れなく。あまりにも奇抜なデザインを選んでしまうと、周囲の街並みや自然と馴染むことができず、周囲から浮いてしまうことにもなりかねません。
 

シンプルモダンな家は、デザイン選びが肝心!

家づくりで外観を考える際には、「家のフォルム」「外壁の素材」「窓の分量と位置」の、大きく3つの要素を決めていきます。この選び方のコツを知っておくと、シンプルで素敵な外観の家が実現できるでしょう。

ただし、シンプルな外観と一括りに言っても、3つの要素の選び方によって、外観の印象は大きく変わります。また、建築士さんや設計士さんが起こしたデザイン画では、いまいちイメージが湧きづらいという場合も多いでしょう。そこで、実際に建てられている家の外観を写真で見ながら、イメージしてみるといいですね。そこで、まずはシンプルでモダンな外観デザインからご紹介します。


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通り側から見える開口部は、高い場所に配されたハイサイドライトのみ。この高さであれば、曇りガラスにしなくても、周囲からの視線を気にすることなく、プライバシーも保たれます。平屋は横に細長い外観になりがちですが、この家のように箱を組み合わせたようなデザインは珍しく、パッと見ても平屋には見えませんね。


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箱が宙に浮いているようなユニークなデザイン。外壁の色を単色にせず、白とライトグレーの二色をバランスよく配置することで、外観に立体感が生まれました。三角屋根と箱型がドッキングしたようなデザインですが、この色を選んだおかげで、モダンでスマートな印象を受けます。


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大きな箱が前に出っ張っている、ダイナミックなフォルムの家。二階の中庭部分は玄関先の庇がわりになり、また玄関が奥まっていることで、通りからも室内が見えにくくなるなどの工夫がされています。白いマットな外壁は、青空やシンボルツリーがよく映える効果があります。


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玄関扉以外、開口部が一切ない、究極にシンプルな外観の家。ここまで真っさらなデザインだと、室内の様子を想像することは難しいですね。その分、ワクワクするような家でもあります。少しベージュが入ったような外壁の色にすることで、優しい印象を与えます。白系の外壁でも、色選び次第では、雰囲気にも違いが出ます。


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四角い箱をスパッと斜めにカットしたような、気持ちよいほどにシンプルなフォルム。玄関扉以外の開口部を一切設けずに、しっかりとプライバシーを守っています。白の中でもホワイト系カラーを選ぶことで、街並みとの調和もしやすく、より青空に映える家になっています。


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2つの平屋を平行に並べた、ちょっと珍しい外観。建物と建物の間は、プライベートな中庭のように使えます。手前側よりも、奥側の平屋に高さを持たせることで、通りから見たときに奥行きが感じられる効果も。奥の建物には物見棟のようなロフトがあり、シンプルなだけではない遊びゴコロを演出しています。
 

外壁の色や素材選びで印象はこう変わる!

外壁の色選びは、その家の印象の決め手となるので、非常に重要です。一生に一度の大きな買い物である家だからこそ、外壁の色選びに悩むご家庭も多いでしょう。そこで、どんな色や素材を選ぶと、どんな印象になるのかを、実際の実例集を参考にしてみてください。


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凹凸がほとんどなく、非常にシンプルなフォルムの家。グレーのマットなモルタル仕上げがクールな印象を与え、個性が光ります。また、開口部を最小限にしたことで、プライバシーにもしっかり配慮しています。


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よりモダンな印象にしたければ、黒い外壁を取り入れてみるのもおすすめです。ただし、全面を黒にしてしまうと、重すぎる印象で、街の中でも浮いてしまう場合も。白の分量をバランスよく取り入れることで、クールでモダンな印象の外観にできます。


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家の外壁としては少し珍しい、グレーベージュの外観。この外壁の色と、まるで倉庫のような無機質な外観で、周囲の目を引きます。また、外観のかっこいい印象と室内の洗練された雰囲気とで、ギャップが楽しい家になっています。


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ホワイト系の外壁に、メッシュの壁を組み合わせた、近代的なデザインの外観。適度に目隠しをしながら、光と風を通してくれます。駐車場のシャッターの色が、マイルドなゴールド系で上品な雰囲気。全体的にカチッとしたデザインですが、色選びで優しい印象を加えています。


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スクエア型の外壁を一部分だけくり抜いたことで、ちらっと内部が見える遊びゴコロをプラス。デザイン性のある外観と、質感のある外壁を選んだことで、住んでいる人のセンスの良さが感じられます。


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白い外壁に、一部を木製のルーバーにすることで、よいアクセントになっています。通り側にはほとんど開口部を設けず、側面に大きな開口部を集中させています。ただし、高い壁を設けて中庭を作っていることで、周囲からの視線も気になりません。

注文住宅での家づくりであれば、自分の理想の外観をオーダーすることができます。しかし、設計事務所によって得意な傾向やデザインがあるので、設計事務所が手がけた実例集を見て、会社選びをするのがおすすめです。

SUHACOでは、シンプルでモダンな外観デザインを数多く設計しています。ぜひ、オープンハウスなどで実際に目で見てみてください。

文/内田あり

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著者情報

秋 慎一郎

秋 慎一郎 監修:一級建築士 秋慎一郎 /L・DESIGN建築設計事務所

「プライバシーの守られた開放的な空間」
「季節の移ろいを感じられる心地良い住まい」
をコンセプトにして、設計活動をしています。
コートハウス(中庭型住宅)の設計を多く手掛け、
「光」や「風」を考慮した、家族と穏やかに過ごせる「住まい」を提案しています。