注文住宅で家を建てるなら、見せたくなる造作収納を【部屋別の収納9選】

快適で暮らしやすく、いつもスッキリと片付いている家には、その家族に合った収納があります。でも、家族の暮らしにぴったりの収納家具を探すのは、なかなか大変なこと。そこで、注文住宅を新築する際には、造作家具を検討してみるのはどうでしょう。造り付けであれば、より暮らしにフィットして、無駄のないシンプルな暮らしが実現します。そこでSUHACOがご提案する、部屋別の造作家具をご紹介します。

 

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サイズや素材など、自由度の高い造作収納

土間玄関の写真
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造作収納とは、その家の間取りやサイズに合わせて作る収納家具のこと。建物や壁と一体化して造り付けられることが多いので、新築建築時やリフォーム時などに依頼するのが一般的です。サイズぴったりに作ることができるのはもちろん、家族の人数に合わせた容量にしたり、自由なデザインで作ってもらうことができます。
また、木の家であれば、同じ素材で造作家具を作ることができ、インテリアの統一感を出すこともできます。

<造作収納にするメリット>
・サイズを細かく指定して収納を作ることができる
・家に合った素材や色で家具が作れる
・棚の仕切りの方法や、扉の有無などを自由に決められる
・固定されているので、地震の際には転倒などの心配がない

ただし、いくつかデメリットもあります。

<造作収納にするデメリット>
・建物と一体化しているので、移動したり、撤去が簡単にできない
・既製品の家具よりも、コストがかかってしまうことがある
・収納量がオーバーしてしまっても、増設が難しい

造作家具は、簡単には移動したり取り外しができないので、将来を見据えて、長く使えるサイズやデザインにすることが大切です。また、長く使えるという点を考慮すれば、コストの面でもメリットの方が大きいでしょう。

収納量に関しては、物がオーバーしてしまうようなら、収納に収まる量に減らすなど、暮らし方に工夫をしてみるのがいいですね。

 

 

部屋別に参考にしたい、造作収納の実例集9選

 

<クローゼット>
収納を集約すれば、手間が省けて時短になる

収納の写真
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家族の衣服や生活用品のストックなど、収納を一箇所に集約すると、物が見つかりやすく、整理整頓がしやすいのがメリットです。ウォークインクローゼットなどの中であれば、家族以外の目には触れないので、オープンシェルフにして出し入れのしやすさを重視。また、可動式の棚を採用すれば、収納する物に合わせて調整することができます。

 

収納の写真
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広めのウォークインクローゼットが確保できるのであれば、家族に1つずつ収納ボックスを用意するのもおすすめ。レイアウト次第では、各自がブースのように使えて、より便利ですね。ここで着替えや準備をすれば、朝の身支度もスムーズ。このように家族全員のクローゼットを集約することは、洗った洗濯物を各自の部屋に配る手間も省けて、時短にもつながります。

 

<洗面所>
扉なしの収納棚で、整理する意識もアップ

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洗面所は、家の中でも最もプライベートな空間。家族が毎日使う場所なので、収納はできるだけ使いやすく、取り出しやすいのが基本です。こちらのお宅では、収納する物に合わせて動かせる可動式の棚をたっぷり用意。洗面所の収納はあえて扉をつけないことで、物が取り出しやすく、さらに収納力もアップ。収納する物が見えるので、片付ける意識が芽生えます。

 

洗濯物干しがある洗面所
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洗面所の収納は、生活動線までしっかり考えて作るのがおすすめです。こちらのお宅では、洗面所で洗濯機を回し、そのままベランダに出て洗濯物を干す…という一連の動線で構成されています。洗濯物を取り込み、家族分の衣服などを洗面所の造作収納に置けるようにすれば、家事をコンパクトにすることができますね。

 

 

<本棚>
目的や物のサイズに合わせて棚を造作

棚のある個室
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可動式の造作収納は、収納する物のサイズに合わせることができ、とても重宝します。こちらのお宅のように、天井までの壁一面を使えば、かなりの収納量をキープ。造作収納であれば、ここにこのサイズの収納が欲しい!という希望も叶えられます。また、背の高い本棚などは地震で倒れてしまう恐れもありますが、造作家具なら安心です。

個室の入り口
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子ども部屋の扉の間に、ちょうどいいサイズの収納が欲しい…。でも、ちょうどよいサイズを見つけるのはなかなか難しいものです。そんな時は、ランドセルや絵本など収納したいものをきっちり収められるように作ってもらえる、造作収納が最適です。ただの廊下だった場所に棚を置くことで、有効なフリースペースへと変わるはずです。

二階の造作収納
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二階に上がって、ちょうどリビングルームを見下ろす手すり部分を活用して作ったのは、スクエア型の造作本棚。オブジェや本を置いて本棚の機能を持ちながらも、光と風を通してくれて、さらに上下階で家族の気配が感じられます。ただの手すりにするのではなく、そこに一つの役割を加えることで、暮らしの質がアップするはず。

 

 

<キッチン・ダイニング>
キッチン収納は一気に隠せる大きな収納が◎

タイルがグレーのリビングルーム
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大きな扉付きの造作収納を設けた、こちらのお宅。調理時や片付けの時は開けておき、家事が終わったら扉を閉めれば、生活感を一気に隠すことができます。手持ちのお皿の量や、置きたい家電のサイズなどに合わせて造作収納を作ることができれば、より快適なキッチンにすることができます。

家具のようなカウンターがある写真
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キッチンとダイニングの真ん中に、家具のような素敵なキッチン作業台が置かれています。こちらは、キッチン側とダイニング側、両方で収納できるようなデザインになっていて、かなりの収納力を確保。造作家具で作ることで、まわりのインテリアとよく馴染み、まるで家具の一部のように見せることができます。作業台としても優秀で、家族で料理をしたり、ちょっとした家事をするのに使い勝手がいいでしょう。

 

造作収納は、注文住宅で家を建てる際に相談すれば、内装の雰囲気やサイズ、容量ぴったりに作ってもらえるのがポイント。さらに、地震の時の転倒防止など、安全面でも大きなメリットがあります。いつどこで大きな地震が起こるかわからないこの時代に、造り付けの造作収納は重宝するでしょう。

SUHACOでは、シンプルで使い勝手のよい造作収納を提案しています。ぜひ、オープンハウスでご覧ください。

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著者情報

秋 慎一郎

秋 慎一郎 監修:一級建築士 秋慎一郎 /L・DESIGN建築設計事務所

「プライバシーの守られた開放的な空間」
「季節の移ろいを感じられる心地良い住まい」
をコンセプトにして、設計活動をしています。
コートハウス(中庭型住宅)の設計を多く手掛け、
「光」や「風」を考慮した、家族と穏やかに過ごせる「住まい」を提案しています。