【シンプルな家での暮らしかた】夏休みを子どもと快適に過ごすための間取りとは

子どもたちの足音が響き、“キャッキャ”と楽しそうな声が響く家。賑やかながらも、幸せな暮らしがそこにあります。マンションと違って戸建ての家であれば、足音で階下の住人に迷惑をかけることもなし。お子さんをのびのびと育てるのには、間取りで自由度の高い、注文住宅での家づくりが最適といえそうです。

SUHACOの家で暮らすご家族の中には、小さなお子さんのいるご家庭も多くいます。そのようなご家庭では、子どもはもちろん、家族みんなで快適に暮らすために、どんな工夫をして家づくりをしているのでしょう。

今回はSUHACOの家の実例から、 “夏休み”に焦点を当て、子どもたちと暮らしやすい家づくりのポイントをご紹介します。

 

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壁に囲まれた中庭なら、プール遊びにも最適

プールのあるテラス
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暑い夏の家遊びといえば、プールが定番。テラスなど、プールを設置しても少し余裕のある広さがあれば、パラソルを広げたり、その横にテーブルやイスを置いたりと、そこはたちまち快適なアウトドアリビングに。さらに、こちらのお宅のように周囲が壁で囲まれていれば、子どもはもちろん、大人も視線を気にせず水浴びができるはず。

お子さんが小さい頃は遊びスペースとして活用していた中庭。成長後にも、家族でバーベキューをしたり、ご夫婦でヨガやストレッチをしたり、DIYを楽しんだりと、さまざまな活用アイデアがありそうです。ワンランク上の家での過ごし方をしたいのであれば、間取りに中庭を取り入れてみるのがおすすめです。

 

中庭からアクセスできる洗面所が便利

中庭に面した洗面所
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子どもは頻繁に汗をかいたり、食べ物をこぼしたり、外遊びで汚れたり……。夏であれば、1日に何度もシャワーを浴びることもあるでしょう。

そんなときに、リビングルームや中庭からすぐにアクセスできるお風呂場や洗面所があると便利。中庭でプール遊びをして、そのままお風呂場に直行、なんて使い方もできるでしょう。また、お風呂後の火照った体をクールダウンするのに、中庭に出るのもいいですね。

洗面所に洗濯機を置いていれば、中庭に面していることで、洗濯物を干すのもスムーズ。生活動線をできるだけコンパクトにすることで、家族との時間をより確保することができます。

 

来客の多い家なら、両親以外の大人とも交流

テラスでバーベキュー
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小さい頃から、両親以外の大人と接する機会が多いことで、子どもは自然とコミュニケーション能力を養ったり、社会性を身につけるもの。親戚やお友達家族など、家族以外の人が訪れる機会があることで、さまざまな人との関わりが生まれるでしょう。

周囲からのプライバシーがしっかり確保された中庭やテラスを間取りに取り入れることで、人を招きやすい家になります。夏の時期なら、外でバーベキューをするのもおすすめ。二階にあり、壁に囲まれた中庭なら、よりプライベート感のあるアウトドアリビングになるはずです。

 

夏休みは親子でクッキング!複数人で調理しやすいキッチン

複数人で料理
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長い夏休みは、時間を持て余している親子も多いのかも。せっかく時間があるのであれば、親子で料理やお菓子づくりをしてみるのもおすすめです。複数人でキッチンを使うことを考えた場合に、少し余裕を持った間取りや動きやすい動線を考えてみましょう。

たとえばこちらのお宅のように、キッチンとは別に、独立型の作業台を設けるデザインもいいですね。親子はもちろん、お友達がきたときなど、複数人での調理がしやすくなります。リビング側を向いておしゃべりをしながら料理をしたり、そのままダイニングテーブル代わりになったりと、調理台は万能に使えますね。

 

雨でも室内で遊べるフリースペースを

フリースペースの写真
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猛暑で出かけられない日や、雨の日などは、夏休みでも一日中家に缶詰め……なんてこともありますよね。だからといって、子どもたちは大人しくはしてくれません。

そんなときに、家の中で軽く体を動かせる空間があるのが理想的。たとえばこちらのお宅には、二階に上がった先にフリースペースを確保。ハンモックを設置したり、ロフトを設けることで、子どもたちの遊びスペースになります。しかも、ここは吹き抜け空間になっているので、階下まで声が届くので安心。いつでも、お子さんたちの様子を感じられます。

将来的には、壁を作ってここに個室を作ったり、フリースペースのままにして家族が自由に使える空間にしておくのもあり。最初から個室で区切ってしまうのではなく、家全体を大空間のままにして、必要になったら区切っていくという考え方もおすすめです。

 

親子での使い方が無限大な土間スペース

土間のあるワンフロアの家
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お子さんをもつご家庭なら、家の中に土間があることで、使い方のバリエーションはさらに広がります。猛暑の日だったり、雨で外遊びができないときも、ある程度の広さがある土間があれば、ここで三輪車を走らせたり、コンパクト目な遊具を置いて遊んだりと、土間が遊び場に早変わり!家の中にありながらも土足で歩ける場所なら、少しぐらい汚れても気になりませんよね。また、夏休みの自由研究や絵の具を使った課題、書き初めなど、室内では汚れが気になってできないことも、土間なら比較的安心して見守ることができます。

こちらのお宅では土間から庭へ出られる大きな掃き出し窓があることで、土間と庭とをスムーズに出入りできるように。大人にとっても、ここで自転車やバイクをいじったり、DIYなどを楽しむなど、ガレージスペース代わりにもなります。現在はフリーで使える土間スペースになっていますが、将来的にはお店にしたり、ギャラリーにして活用したりと、さまざまな使い方が考えられる間取りです。

 

本棚のある空間があれば、読書習慣が身につく

個室の入り口
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廊下やフリースペースなどにちょっとした造作収納を作り、そこに本を並べておくことで、本が手に取りやすく身近な存在となるでしょう。このような場所があることで、お子さんに読書習慣が身につくことも期待できます。暑くて外遊びができない夏休みの日中などに、このような空間を設けてあげるのがおすすめです。

 

暑さが厳しい時でも、乗り降りがスムーズ

ビルトインガレージ
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暑い夏の日や雨風が強い日など、小さな子どもがいると、家の前でも車の乗り降りはなかなか大変なもの。また、買い物してきたものを降ろして室内に運ぶのも、ママ一人だけではかなりの重労働です。

お子さんが小さい時期だからこそ、屋根のあるビルトインガレージが断然便利。子どもたちの乗り降りがスムーズになるのはもちろん、荷物も屋根のあるところで降ろすことができるので問題なし。また、将来的にシニアと言われる世代になったときも、ビルトインガレージなら安心して乗り降りができるでしょう。

また、ビルトインガレージであれば、猛暑でも車の中が高温になってしまうこともないので、真夏の車利用も快適です。

 

建物や壁で囲まれた中庭は、安全な遊び場に

アウトドアリビングの写真
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四方を壁で囲まれた中庭は、周囲からの視線も気にせずに過ごすことができて、完全プライベート空間。中庭で子どもたちが思いきり遊んでも、ペットを放し飼いにしても安心です。一階に中庭を作るのであれば、土のままにして芝生をしたり、植栽や花を植えることもできるでしょう。もし、土の部分が多くて大変であれば、デッキを作るというアイデアも。

二階にあるテラスも使い勝手がいいですが、あえて土の部分を残すと、お子さんが庭で土いじりができるのも魅力の一つです。また、中庭があることで、リビングルームなどの開口部を大きく取ることができ、周囲の目も気になりません。

夏休みに入ると、生活が一気にお子さん中心になってしまい、パパもママも戸惑うことも。どこかへ遊びに行くのもいいですが、せっかく“家”という空間があるのですから、家の中でも楽しめることを見つけてみましょう。そのために、注文住宅らしい間取りを活用してみるのもおすすめ。

家づくりは、将来のことを見据えてプランニングすることも多いですが、もちろん今この瞬間を快適に過ごすこともとても大切。せっかく家づくりをするのであれば、お子さんも安心して楽しめるような家づくりを目指してみましょう。

SUHACOでは、親子で快適に過ごすためのアイデアが詰まった家づくりを提案しています。ぜひ、オープンハウスで実際にご覧ください。

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著者情報

秋 慎一郎

秋 慎一郎 監修:一級建築士 秋慎一郎 /L・DESIGN建築設計事務所

「プライバシーの守られた開放的な空間」
「季節の移ろいを感じられる心地良い住まい」
をコンセプトにして、設計活動をしています。
コートハウス(中庭型住宅)の設計を多く手掛け、
「光」や「風」を考慮した、家族と穏やかに過ごせる「住まい」を提案しています。