【シンプルな家づくり】子どもと遊ぶ、家族で過ごす。“楽しい家”の実例&アイデア5選

子どもたちの笑顔が溢れる家づくりがしたい……。お子さんのいるご家庭なら、そんな家を夢見ている方も多いのではないでしょうか。戸建ての家であれば、マンションと違って階下を気にする必要もありませんし、プランニングの自由度が高い注文住宅であれば、家族の希望に合った家づくりができます。

そこで、親目線だけではなく、子どもの目線に立ったプランニングをしてみると、親子で楽しく過ごせる家が実現できるのではないでしょうか。そこで、大人も子どもも、ちょっとワクワクするような家づくりをしてみませんか?今回は、SUHACOが提案する“楽しい家”のアイデアと実例をご紹介します。

 

素箱(suhaco)TOPページはコチラから。

 

開放感のあるフリースペースで自由に遊べる家

お子さんがいるご家庭では、子どもひとりずつに個室を設ける場合が多いでしょう。思春期になれば、ひとりで過ごせる場所、静かに勉強ができる場所はとても大切になります。ただし、まだお子さんが小さい場合は、

ある程度自由に動き回れたり、親子や兄弟で一緒に過ごせる空間があると、家で過ごす時間ももっと楽しくなるはず。

 

個室の入り口
>>この物件をもっと見る

そこでおすすめなのが、家族みんなで自由に使うことができるフリースペース。たとえば、各個室に囲まれるような位置にフリースペースを作ったり、リビングの一角をフリースペースにするなど、家族みんなが集まりやすい場所にするのがポイントです。ある程度の広さがあれば、お子さんが小さい頃は遊び場にもなり、大人がストレッチやヨガをしたり、趣味を楽しんだりと、さまざまな使い方が考えられます。雨の日や、暑くて外遊びができない日なども、このように動き回って遊べるスペースがあると、ご家族の家時間も充実したものになるでしょう。

さらに、フリースペースにちょっとした工夫を加えると、より快適で楽しい空間になります。たとえばこちらのお宅では、この場所にぴったり収まる造作収納を作り、そこに本を並べておくことで、フリースペースで読書を楽しむこともできるように。身近にいつでも本があると、お子さんに読書習慣が身につくことも期待できます。

フリースペースの写真
>>この物件をもっと見る

こちらのお宅は、二階に上がった先に広々としたフリースペースを設けています。そこにロフトを作ったり、ハンモックを吊るすことで、子どもの遊び場として活用。吹き抜けでリビングとつながっているので開放感もあり、さらに階下からでも子どもたちが遊んでいる様子をいつでも感じることができます。また、ロフトスペースは、子どもの秘密基地にもなりますが、普段は大きなものを収納しておく場所としても便利に使えます。

このようなフリースペースのよいところは、家族構成やライフスタイルに合わせて、間取り変更が比較的しやすいところ。現在はオープンな空間にして、子どもの遊び場にしたり、ご家族の趣味の場所、雨の日は洗濯物を干す場所など、さまざまに活用できますが、将来的に子どもが成長して個室が必要になった場合に、ここを個室にリフォームすることも可能です。このように、最初から個室で区切ってしまうのではなく、自由度を残しておき、必要になったら区切っていくようにすることで、遊び心のある家づくりができるかもしれません。

 

隠れ部屋にもなる!? 小上がりのある家

プランニングの自由度が高い注文住宅の家であれば、子どもも大人もワクワクするようなデザインを取り入れてみるのもおすすめです。

リモートワークスペース
>>この物件をもっと見る

たとえばこちらのお宅では、一階リビングの形状に合わせたことでできてしまったデッドスペースを活用して、おこもり感のある小上がりを作っています。お子さんの部屋であれば、ちょっとした秘密基地のように使ってみたり、寝転んで本を読んだり、静かにゲームをしたり。一人の時間も必要になってくる時期のお子さんには、自分時間を満喫できる絶好の空間になるかもしれません。

また、大人にとっても、このように静かな空間は時に必要ですよね。仕事に集中できる書斎にしたり、リモートワークのスペースにしたり、ここで趣味に没頭したり、一人で昼寝をしたりと、使い方は自由自在です。

ワークスペース
>>この物件をもっと見る

こちらの小上がりスペースは、なんと玄関の脇に配置。一番奥にデスクを造作して、ちょっとした棚を設けることで、趣味を楽しむ場所にしたり、リモートワークをする空間としても活用できます。玄関脇ということで、間取りによってはリビングから少し離れた場所になり、比較的静かに集中できるスペースとして重宝されるはず。

さらに、玄関との境目に引き戸を作って閉めておけば、玄関側からはシューズクロークの扉のように見えるので、ここに部屋があるとは想像もできません。普段はオープンにし、来客時などはサッと閉めればOK。製作途中の趣味のものや、家事仕事でそのままにしておきたいもの、お子さんが出しっ放しで遊びたいものなど、一定期間はそのまま置いておきたい場合などに、リビングとは別の小部屋があると何かと便利に使えるのです。

また、玄関脇にフリースペースがあることで、大きな荷物やストック類などの一時置き場としても重宝します。さらに将来的にもう一つ部屋が必要になった場合は、リフォームで壁と扉をつくって個室にすることも可能なのです。

 

体を思いきり動かして遊べる、中庭のある家

家の内側なのに、青空の下で気持ちのよい外空間があることで、子どもも大人も開放感のある暮らしができます。たとえばこちらのお宅の中庭は、建物と高い壁で囲まれていることで、周囲の視線を気にすることなく、思いきり体を動かしたり、空の下でくつろぐこともできます。

プールのあるテラス
>>この物件をもっと見る

暑い夏にはプールを出して水浴びをしたり、水鉄砲で遊んだり、テントを張ってその中で遊んだり、中庭という親の目の届く場所でのびのびと遊ぶことができます。こちらのお宅では中庭と洗面所をつなげたことで、遊んだ後はそのままお風呂に直行でき、家の中を汚すストレスもありません。

アウトドアリビングの写真
>>この物件をもっと見る

四方を建物と壁で囲まれた、広々とした中庭をもつこちらのお宅。半分をデッキに、半分を人工芝にしたことで、裸足のまま出入りができて便利。外との出入りはできないので、中庭で子どもたちが思いきり遊んでも、ペットを放し飼いにしても安心です。

また、家族水入らずの時間を作り出してくれるのも、中庭のある家の醍醐味。ここでバーベキューをしたり、ご夫婦でヨガやストレッチをしたり、DIYを楽しんだりと、さまざまな活用アイデアがありそうです。家族にとって楽しい家を作りたいのであれば、間取りに中庭を取り入れてみるのもおすすめです。

 

読書が存分に楽しめる、本棚のある家

リビングルーム
>>この物件をもっと見る

家族で読書を楽しみたいなら、本をたっぷり収納できる本棚を造作するのもいいでしょう。こちらのお宅のように、天井までの壁一面を使えば、かなりの収納量を確保することができます。子ども向けの本だけを本棚に入れておくのではなく、パパの本、ママの本、兄弟の本が1つの本棚に一緒に置いてあることで、子どもが自然とさまざまな本に親しめるというメリットがあります。また、このような作り付けの本棚は、絵本や書籍を収納するほかにも、オブジェなどを飾って目で楽しむこともできますね。

棚のある個室
>>この物件をもっと見る

こちらのお宅では、個室の一面に、壁と一体型になった本棚を造作。このような本棚は素材を合わせることでインテリアともよく馴染みますし、地震での転倒の心配もありません。また、棚を可動式にすれば、収納する本のサイズに合わせることができて便利です。

 

秘密基地のようなロフトスペースのある家

ロフトのあるリビングルーム
>>この物件をもっと見る

ハシゴを登って家を見下ろせる場所、一人きりになれる場所、サッと隠れられる場所……。家の中にそんなスペースがあると、子どもはもちろん、大人も童心にかえったように楽しくなるはず。

こちらのお宅は、限られた空間を活用してロフトスペースを確保。リビングルームの一角を二層にして、下は小さな畳スペース、上はロフトにするなど、遊び心と機能性を形にしています。


>>この物件をもっと見る

こちらは、高い天井を生かして、屋根裏部屋のような広めのロフトスペースを設けたお宅。ロフトに上がる階段もしっかりとしたものを作ったことで、お子さんでも上り下りしやすく、2.5階のフロアとしてさまざまな使い方ができそうです。

 

家づくりにおいて暮らしやすさや快適さ、機能性はもちろん大切ですが、せっかく家を建てるのであれば、家族みんなが楽しく暮らせる家が理想的。とくに、お子さんがいるご家庭であれば、親子で密に過ごせる時期には限りがありますので、親子でのびのび遊べて、家族みんなが楽しいと感じてくれる家にしてみるのもいいかもしれません。

SUHACOの家づくりでは、親も子もワクワクするようなアイデアを提案しています。ぜひ、オープンハウスで実際にご覧ください。

 

>> 素箱(suhaco)TOPページはコチラから。

施工事例をもっとみる

著者情報

秋 慎一郎

秋 慎一郎 監修:一級建築士 秋慎一郎 /L・DESIGN建築設計事務所

「プライバシーの守られた開放的な空間」
「季節の移ろいを感じられる心地良い住まい」
をコンセプトにして、設計活動をしています。
コートハウス(中庭型住宅)の設計を多く手掛け、
「光」や「風」を考慮した、家族と穏やかに過ごせる「住まい」を提案しています。