【シンプルな家づくり】システムキッチン+造作家具で、素敵なセミオーダーキッチンを。SUHACOが提案する、7つの実例集

家づくりをするなかで、料理をする人にとって重要なのがキッチン空間。かつては、独立型のキッチンが主流でしたが、近年ではリビングルームと同じ空間に作るご家庭も多く、キッチンがリビングの主役 になっていると言っても過言ではありません。

リビング・ダイニングの一つの空間内にキッチンを作るのであれば、室内のインテリアと合わせたデザインにすることで、全体の調和が生まれます 。そのためにぜひおすすめしたいのが、システムキッチンと造作家具を組み合わせた、セミオーダーキッチン 。今回は、SUHACOが提案する、オリジナリティのあるセミオーダーキッチンの実例をご紹介します。

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セミオーダーキッチンの魅力とは

自分好みで、オリジナリティのあるキッチンにしたいのであれば、オーダーメイドのキッチンが理想。しかし、実際にはオーダーメイドキッチンはコストも高くなりますし、使いやすいキッチンとして一から作るのはなかなか大変 です。

そこで、SUHACOの家作りで取り入れられているのが、既成のシステムキッチンと造作家具を組み合わせた、セミオーダーのキッチン。既成のシステムキッチンは、オーダーキッチンに比べると予算を抑えることができるうえ、誰にとっても使いやすいようなデザインになっているのが魅力です。設備やパネルなども選ぶことができるので、ある程度の自由度も。このシステムキッチンをベースに、オリジナリティのある造作家具を上手にプラスしていくことで、コストを抑えながらも、自分たちらしいキッチンを作ることができる のです。

また、造作家具のいいところは、素材感を統一できること 。室内で使っている木材などを取り入れて作業台を作ったり、既存のシステムキッチンの外周部分を造作することができます。このように、家づくりと同じタイミングでキッチンを作っていくことで、インテリアとの調和も生まれやすいでしょう。

 

セミオーダーキッチンの参考にしたい7つの実例

既存のシステムキッチンと違い、できあがりがなかなかイメージしづらいのが、セミオーダーキッチンの難点 。そこで、自分のイメージと合う実例を参考にしてみるのがおすすめです。設計士やインテリアコーディネートとの打ち合わせの際に、実例写真を持っていくと、イメージが伝わりやすい でしょう。

 

<SUHACOの実例 その①>
白と木目で、ナチュラルな組み合わせに

キッチン
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こちらのお宅は、リビングルームの一番奥の、ちょうど真ん中にキッチンを配置。白いシンプルなI型のシステムキッチンに、あえて木目を生かした造作の作業台をプラスして、全体的にナチュラルな雰囲気に仕上げています。

I型のキッチンを壁側に取り付けたことで、壁には汚れが落ちやすいようにタイルを施し、掃除がしやすくなっています。また、キッチン部分の床のみ素材を変えて、こちらも掃除がしやすいように工夫されています。

収納兼キッチンカウンターとしても使える作業台は、家全体のインテリアに馴染むよう、家具のように美しく造作されている のもポイントですね。

 

<SUHACOの実例 その②>
素材感やデザインを調和させてシンプルに

リビング
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グレーのシンプルなI型システムキッチンに合わせて、リビング側にキッチン作業台を造作。作業台の素材には、キッチンと揃えて濃い目のグレーと木材を採用し、家具のように存在感のあるデザインに仕上がっています。

奥のキッチンとサイズ感を統一させることで、どうしても生活感が出てしまうキッチンがちょうど隠れるように 。作業台の天板は、リビング側に少し突き出たデザインになっているので、そこにスツールなどを置けば、カウンターとしても活躍します。このような使い方ができるのも、造作家具を組み合わせたセミオーダーキッチンならではですね。

 

<SUHACOの実例 その③>
キッチンとパントリーにも統一感をもたせる

セミオーダーキッチン
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注文住宅でのセミオーダーキッチンづくりでは、キッチンまわりのデザインも統一することができます 。たとえばこちらのお宅では、I型のシステムキッチンを中心に、リビングとの間に造作した作業台を設置。さらに、大容量のパントリーや収納なども、素材を合わせて造作しています。パントリーなどは白でスッキリ見せるなど、全体的に白に統一したことで、空間も広く感じられる効果 があります。

また、造作での収納やパントリーであれば、どのぐらいの容量にしたいのか、どんなものを収納したいのかによって、サイズを自由に作ることもできるでしょう。せっかくセミオーダーのキッチンにするのであれば、可能な範囲で自分の暮らしにフィットさせることも重要 です。

 

<SUHACOの実例 その④>
作業台を配置して、システムキッチンの生活感を隠す

ダイニングキッチン
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こちらのお宅は、クリーム系カラーのシステムキッチンを採用。収納スペースを確保するために吊り戸棚も備えています。このように優しい色合いを選んだことで、インテリアともうまく調和しています。

また、一般的なシステムキッチンをリビングルームの一角に設置するのであれば、インテリアに合わせた造作の作業台をプラスするのがおすすめ。手前の造作家具に目線が行き、キッチンの生活感をうまく隠してくれる でしょう。

さらに、造作の作業台はリビング・ダイニング側からも扉が開くようなデザインになっていて、収納もたっぷり確保 できています。作業台と収納を兼ね備えているので、限られたスペースでも効率よく使うこともできますね。

 

<SUHACOの実例 その⑤>
I型キッチンを対面式にして、手元を隠すデザインに

キッチンカウンターのあるリビングルーム
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こちらのセミオーダーキッチンは、システムキッチンをリビング側と対面するような形で設置。キッチン周囲を造作することができれば、手元をどの程度隠したいかで立ち上がりの高さも決めることができる でしょう。たとえば、できるだけ開放感のあるキッチンにしたいのであれば、立ち上がりなしでフルフラットに。ある程度手元が隠れるようにしたいのであれば、少し高めに設定するのもいいでしょう。

リビング側から見た時に、白い大きな箱のカウンターがあるように見えて、まるで家具のよう。キッチンからの立ち上がりがあるので、生活感もある程度隠してくれます。

また、キッチンの背面をスッキリ見せたいのであれば、インテリアに合わせて、収納棚などを造作するのもおすすめ。こちらのお宅では、家の木材に合わせた、シンプルな収納棚を設置しています。

 

<SUHACOの実例 その⑤>
テーブルと作業台を一体化した、省スペースキッチン

セミオーダーキッチン
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セミオーダーのキッチンであれば、よりオリジナリティのある空間を作る こともできます。こちらのお宅は、キッチンの作業台とダイニングテーブルを一体化させたデザインに。調理台で盛り付けをして、そのままスライドさせればダイニングテーブルに素早く配膳することができます。時短にもなり、ウィークデイは忙しい共働き夫婦にもおすすめです。

このようなデザインは、狭小住宅など、スペースが限られている家づくりで採用されるアイデア 。作業台とテーブルのワークトップの素材は、階段の素材感と合わせるなど、インテリアとも統一できます。

また、高い位置に収納を設けないことで、キッチンをスッキリ見せる効果も。その分、キッチン作業台の下にはたっぷり収納を用意しています。

 

<SUHACOの実例 その⑥>
キッチン作業台とカウンターが一体化したデザインに

セミオーダーキッチン
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I型のシンプルなキッチンに合わせたのは、存在感のある大きな作業台。キッチン側からは作業台と収納として、リビング側からはカウンターとして使えるようなデザインになっています。どちらの方向からも使えるように造作したことで、家族で料理を楽しんだり、ここで軽く食事を取ることもできます

キッチンの横に造作されたスライド式の収納は、キッチン家電や冷蔵庫など生活感のあるものを一気に隠してくれる優れもの です。

 

<SUHACOの実例 その⑦>
木材だけで作る作業台は、家具のように見せる

セミオーダーキッチン
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木材だけで造作された作業台は、まるで家具の一部のよう。フローリングや装飾梁、階段の踏み板など、室内は木が所々に使われているので、このようなデザインにしたことでインテリアに統一感が生まれています。

ダイニング側の天板が突き出した形になっているので、カウンターとしても活用できそうです。

 

フルオーダーと比べると低コストであり、誰にでも使いやすく設計されたシステムキッチンをベースにし、そこに造作家具をプラスで取り入れることで、自由度と使いやすさを兼ね備えたセミオーダーキッチン。頭でイメージしたり、言葉で伝えるのは難しいので、SUHACOが提案しているセミオーダーキッチンを参考にしてみるのもおすすめです。

ぜひ、セミオーダーで世界で一つだけの、お気に入りのキッチンを実現させてみてはいかがでしょうか。

 

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著者情報

秋 慎一郎

秋 慎一郎 監修:一級建築士 秋慎一郎 /L・DESIGN建築設計事務所

「プライバシーの守られた開放的な空間」
「季節の移ろいを感じられる心地良い住まい」
をコンセプトにして、設計活動をしています。
コートハウス(中庭型住宅)の設計を多く手掛け、
「光」や「風」を考慮した、家族と穏やかに過ごせる「住まい」を提案しています。