外観と内観のギャップが楽しい! 訪れた人の印象に残る、モダンでおしゃれな外観の家7選

家づくりを考える際に、外観と内観のギャップと調和について考えたことはありますか? 家には、外観と内観の印象がガラリと変わるギャップのある家と、外観から中の雰囲気が想像できる調和のとれた家があります。とくに、外と中のギャップがある家は、人の印象にも残りやすいもの。シンプルで無機質な外観の家に一歩入った時に、想像以上の開放感と明るさのある空間が広がっている、その感動は格別です。そこで、SUHACOの家の中でも、外観と内観にギャップのある家をご紹介します。

外観デザインは、その家の“顔”になる!

外観は、その家の“顔”です。通りからのプライバシーを守りつつ、家のフォルムや開口部の数や大きさ、外壁の色や質感など、さまざまな要素が絡みあって外観が仕上がります。

また、家の外観は、その住人らしさや個性、センスなどを表に向かって表現できる部分にもなります。スッキリとシンプルな外観、クールでモダンな外観、ナチュラルな外観、個性的な外観、和風の外観、デコラティブな外観などなど……。外観を見れば、住んでいる人の雰囲気を想像できることもあります。

さらに、初めて訪れる来客にとっては、外観こそが家の第一印象として残るものになります。また、仕事や学校から帰ってくる家族を毎日迎えてくれるのも、家の外観です。素敵な外観の家であれば、家族にとって誇らしいもの。だからこそ、家づくりの際には、外観デザインがとても重要になり、デザインで悩む人も多いでしょう。

 

 

外と中の印象が違うと、ぐっと印象に残る!

モダンな家であれば、スッキリとシンプルな外観がよく好まれます。SUHACOの家では、通り側はできるだけ開口部を少なくしてシンプルにして、中庭や家の内側に大きな開口部を設ける間取りが多く見られます。そうすることで、通り側からの視線をシャットアウトすることができ、プライバシーもしっかり確保できます。

外観と内観の印象がガラリと変わる場合と、外観と内観の印象がよく似た雰囲気の場合がありますが、前者の外と中にギャップがある家は、人の印象にも残りやすいもの。家に一歩足を踏み入れた時には、「内側にはこんな空間が広がっていたんだ!」「外観から想像できないぐらい明るくて広い!」などと、感動すら覚えることもあります。SUHACOのシンプルでモダンな外観であれば、そのギャップを存分に楽しめる家になるはずです。

 

 

外観と内装のギャップを楽しむ家7選

実際に、SUHACOの家の実例の中でも、外観と内観のギャップが楽しめる家をご紹介しましょう。

 

<実例その1>


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通り側にある開口部は、横長のハイサイドライトのみ。このシンプルな外観をもつ家の中には、一体どんな空間が広がっているのか、訪れる人をワクワクさせるような外観ですね。さらに、平屋らしいどっしりと落ち着きのある印象も与えます。

室内に一歩入ると、外観のクローズドな印象から一転、想像以上に明るく開放的な空間が広がります。ハイサイドライトを四方で効果的に使い、そこから見える緑が、部屋に爽やかさをプラスしてくれます。外からは、中庭が全く見えない工夫がされているので、プライベート感も守られています。

 

<実例その2>


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こちらのお宅は、「本当に誰かが住んでいる家なの?」と疑うような、無機質な印象の外観。通り側には、扉と開口部が一つずつ配されているだけで、まるで倉庫のようです。個性的なフォルムを持ち、通りを歩く人には気になる存在になるはず。

外観の無機質な印象とは裏腹に、室内に入ると、温かみがありナチュラルな雰囲気が広がります。さらに、大きな吹き抜けと、天井までの巨大なハイサイドライトで、個人宅とは思えない抜群の開放感が味わえる家です。

 

<実例その3>


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周辺に家が立ち並ぶ、都心の住宅街にあるこちらのお宅。通り側は、できるだけ開口部が少ないシンプルなデザインになっているため、室内の雰囲気が一切感じられません。

車庫の脇にある玄関を入り、螺旋階段で二階に上がると、明るいワンフロアのリビングルームがお目見え。天井が通常よりも高く設定されているため、こんな広い空間が広がっているとは、想像もできないはず。隣の建物が近いため、陽光の確保はなかなか難しい立地ですが、曇りガラスのハイサイドライトを上手に活用しています。

 

<実例その4>


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片流れのシンプルなフォルムと、グレーのマットなモルタル仕上げの外観は、住宅街の中でもひときわ目を引く存在。通りをゆく人に、モダンかつクールな印象を与えます。また、開口部はできるだけ最小限にしていて、プライバシーにもしっかり配慮しています。

この家のギャップはなんと言っても、この空中通路!階段をのぼると、吹き抜けに浮かぶ通路があり、その先にはフリースペースとして活用できる空間が広がっています。こんな遊びゴコロのある間取りになっているとは、外観からは到底想像ができません。

 

<実例その5>


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シャープな片流れのフォルムをもつ家は、シンプルで飽きのこない外観。外から見ると、とてもクールな印象を持ちますが、一歩足を踏み入れると、そこには全く違う雰囲気の空間が広がっています。

ワンフロアになっているリビングルームは、至るところにたっぷりと木が使われていて、温かみのある空間に。腰高の窓は設けず、ハイサイドライトからの陽光のみで、落ち着いた雰囲気が感じられます。

 

<実例その6>


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高台の住宅地に建つ、非常にシンプルな外観の家。こちらのお宅のギャップは、扉の先に広がる素晴らしい眺望です。通り側は徹底的にクローズドな雰囲気にして、反対側に大きな開口部を設けた間取りに。そこからたっぷりの陽光が差し込み、室内は明るく気持ちのよい空間になっています。

周囲からの視線が気にならなければ、オープンにして暮らすことができます。キッチンで家事や料理をしながら、リビングでくつろぎながら、家族一緒に外の景色が楽しめるのも魅力ですね。

 

<実例その7>


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真っ白な四角い箱の蓋がちょっとだけ開いているような、ユニークでシンプルな外観。こちら側からは窓も一切なく、外からは中の様子は全くうかがいしれません。また、一つの箱のように見えますが、実は家の中央には中庭がある間取りになっています。

階段を上ると広々としたワンルーム空間が広がり、初めて訪れた人は、その開放感に驚くはず。木の分量を控えめにして、シンプルでモダンな雰囲気に仕上げています。

 

 

外観デザインをスッキリとシンプルにすることで、周囲からの視線をシャットアウトしつつ、室内への期待感をより高めてくれます。そして、外観との雰囲気を変えて木をふんだんに使ったり、大胆な開口部で明るく開放的な間取りにしたりと、外観と内観のギャップをぜひ楽しんでみましょう。ギャップがあることで、訪れた人にとって印象深い家になるのです。外観デザインで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

文/内田あり

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著者情報

秋 慎一郎

秋 慎一郎 監修:一級建築士 秋慎一郎 /L・DESIGN建築設計事務所

「プライバシーの守られた開放的な空間」
「季節の移ろいを感じられる心地良い住まい」
をコンセプトにして、設計活動をしています。
コートハウス(中庭型住宅)の設計を多く手掛け、
「光」や「風」を考慮した、家族と穏やかに過ごせる「住まい」を提案しています。