シンプルな家に合わせたい、オーダーキッチンの5つのメリットと実例

センスのよいシンプルな家には、こだわりが詰まったオーダーキッチンがお似合い。一般的なシステムキッチンにはない、オリジナリティとシンプルさが備わっています。でも、実際にオーダーキッチンを取り入れる場合、「使い勝手はどうか」「センスがないから、おしゃれに見えるキッチンになるか心配…」などの悩みもあるでしょう。

そんな時は、オリジナルキッチンの実例集を見て、自分たちの家にも採用したいデザインなどを探してみましょう。プランニングの際には、イメージ画像として見せれば、希望のオーダーキッチンに近づけるはず。また、オーダーキッチンを採用する前には、ぜひそのメリットもしっかり理解しておくといいですね。

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オーダーキッチンにする、7つのメリット

キッチンは家のプランニングの際に重要な要素のひとつ。しっかりこだわって作ることで、暮らしの質をワンランク上げることができるのです。そこで、まずはオーダーキッチンを選ぶことでのメリットを知っておきましょう。

 

<メリット その1>
サイズや高さを自由に決められる

オーダーキッチン
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使う人の身長に合わせた高さにしたり、奥行きを手が届きやすいサイズにするなど、キッチンを自由にカスタマイズすることで、より使い勝手のよいキッチンになります。

しかし、既製品のシステムキッチンは、高さ85センチが主流であり、80〜90センチの間で5センチ単位(メーカーによっては2.5センチ単位)の変更ができる程度。自由度はどうしても低くなってしまいます。また、建売住宅の場合は、すでにキッチンが備わってしまっていることも多いでしょう。

オーダーキッチンであれば、ある程度の自由度が高いので、家族の体型に合った高さやサイズ感にすることができます。

 

 

<メリット その2>
家の内装とデザインや素材を統一できる

オーダーキッチン
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システムキッチンの場合、パネルやワークトップの素材を選ぶことはできますが、より統一感を出すのであれば、素材の自由度が高いオーダーキッチンがおすすめ。他の造作収納で使用した木をワークトップに使ったり、フローリングと合わせたりすれば、キッチンがまるで家具のように感じられます。生活感が出やすいキッチンだからこそ、リビングルームの中心的な存在として素敵に見せたいなら、オーダーキッチンを採用してみましょう。

とくに、木のワークトップは、オリジナリティを感じさせるデザイン。また、シンプルな間取り、内装の家との相性も抜群です。一般的なワークトップの素材やステンレスなどに比べると、こまめな手入れが必要になりますが、その分、インテリアとして素敵に見せることができます。

 

 

<メリット その3>
レイアウトを自由に決めることができる

ダイニングキッチン
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キッチンは、何人でそのキッチンを使うかで、レイアウトが決まってきます。一人で使うことが多ければ、動線がコンパクトな方は断然使い勝手がいいでしょう。逆に、大勢でキッチンを囲むことが多いご家庭なら、キッチンと背面収納の間を少し広めにし、作業台をぐるりと囲めるようなレイアウトにするのがおすすめです。

このように、レイアウトを自由に決められるのも、オーダーキッチンのメリット。プランニングの段階で、どのようにキッチンを使いたいのかを伝えてデザインしてもらうのがベストです。

また、こちらのお宅では、吊り収納の下に照明を設ける工夫をしています。照明が手元を明るく照らし、調理や配膳がしやすくなります。

 

 

<メリット その4>
キッチンにかかるコスト調節が細かくできる

タイルが貼っているキッチン
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システムキッチンのメーカーは、そのグレードによって設備の内容や価格がだいたい決まってきてしまいます。そうすると、「ここはこだわってお金をかけたいけど、こっちは手頃な価格のものでいいかな」というような、細かな選択ができない場合が多いようです。

その点、オーダーキッチンであれば、しっかりこだわりたい部分や設備にはお金をかけて、それ以外のところでコストを下げるなどのカスタマイズができるのです。

 

 

<メリット その5>
お気に入りの設備を取り入れることができる

オーダーキッチン
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最近ではSNSなどを通じて、さまざまな家のインテリアや設備を見ることができます。その中で、たとえば海外製のおしゃれな水栓だったり、デザイン性の高い換気フードなど、お気に入りのキッチン設備を見つけても、それを取り寄せて取り付けることはなかなか難しいことです。

オーダーキッチンであれば、自分で取り寄せた設備を使ってもらったり、国内外のメーカーのものを取り寄せて取り入れたりと、自由な設備選びができます。

 

<メリット その6>
家電のサイズに合わせた収納にできる

キッチンのあるリビングルームの写真
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キッチンには、電子レンジやトースター、炊飯器、コーヒーメーカーなど、さまざまなサイズや形のキッチン家電があります。これを収納できる場所を確保するには、その家の暮らしに合った造作のキッチン収納にするのがベスト。あらかじめ、家電のサイズに合わせて作ることで、ジャストサイズで収納することができます。収納できる場所を作ることは、できるだけ生活感を出さず、シンプルな暮らしに近づくことができるのです。

 

 

<メリット その7>
収納の量を家族ごとに変えることができる

オーダーキッチン
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お皿やカトラリー、鍋類、キッチン雑貨などの量は、家族によって違います。それをしっかり収納できるようにするためには、オーダーキッチンで収納力をアップさせるのも手。システムキッチンの場合は、収納量は決まってきてしまいますが、それを自由にカスタマイズするためには、持っているものの量をしっかり把握することが大切です。

 

 

参考にしたい、オーダーキッチンの5つの実例集

家のインテリアとマッチさせながら、使いやすいデザインにするためには、まずはさまざまな実例を多く見ることが重要です。そこで、SUHACOが提案するオーダーキッチンの実例をご紹介します。

 

<オーダーキッチンの実例①>

木のキッチンがあるリビングルーム
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こちらのオーダーキッチンは、ワークトップと換気扇フード、水栓を黒で統一し、キッチン台の側面は木目を採用。まるで、家具のようなキッチンが実現しています。また、キッチンの背面には大きなスライドタイプの収納を。冷蔵庫やシェルフを一気に隠せるようなデザインになっていて、コンパクトなキッチンにおいて生活感を出さないアイデアのひとつです。

 

 

<オーダーキッチンの実例②>

シックなキッチンのあるリビングルーム
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ゆったりと余裕のあるこちらのお宅のリビングダイニングにあるキッチンは、ワークトップには清潔感のある白、前面は黒、側面は木目と、3つの素材を採用。それでもスッキリ見えるのは、この家の内装や家具との統一感があるからです。壁側に向かって設置されたキッチンなので、壁に汚れが付きやすいですが、手元だけタイルを貼って、掃除がしやすいように仕上げています。

 

 

<オーダーキッチンの実例③>

オーダーキッチン
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リビング側を向いて作業ができるアイランド型のキッチンを採用するのであれば、デザイン製の高い外国製の水栓にしたり、存在感抜群の換気扇フードを取り入れるなど、設備選びにもこだわってみるのもいいでしょう。オリジナリティのあるオーダーキッチンにする醍醐味は、このような設備選びにもあるかもしれません。

さらに、こだわりは随所にも。キッチンの床素材を変えることで、使い勝手やメンテナンスを考えた作りにしたり、リビング側から見える壁に飾り棚を設置することで、ディスプレイを楽しむことができます。

 

 

<オーダーキッチンの実例④>

オーダーキッチン
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こちらのオーダーキッチンは、キッチン下をあえて空いたままにして、施主様が自由に収納を選べるようにしたデザイン。使い勝手のよい収納を選んだり、突っ張り棒でナチュラルなカフェカーテンで隠すなど、シンプルで個性的なキッチンに仕上げることができます。中の収納をキャスター付きにすれば、簡単に引き出して使うこともできるでしょう。

 

 

<オーダーキッチンの実例⑤>

吹き抜けのあるリビングルーム
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キッチンと収納を白で統一した、清潔感のあるダイニングキッチン。キッチンの背面はもちろん、作業台の反対側にもたっぷりの収納を確保。観音扉やスライド扉など、収納するものや場所に合わせて扉のデザインも変えています。

 

 

多くの方は、一般的なシステムキッチンの中から、使いやすそうなデザインや好みの素材などを選んで使っています。しかし、決まりきったデザインや素材の中から選ぶだけで、本当にその家族に合うキッチンを作ることはできるのでしょうか。
素敵な家をプランニングするには、内装との統一感があり、なおかつ家族にとって使い勝手のいいデザインや素材にすることが大切。どんな風に使うものかイメージしながら、プランニングしてみましょう。

SUHACOでは、オリジナルのオーダーキッチンをご提案しています。ぜひ、オープンハウスで実際にご覧ください。

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著者情報

秋 慎一郎

秋 慎一郎 監修:一級建築士 秋慎一郎 /L・DESIGN建築設計事務所

「プライバシーの守られた開放的な空間」
「季節の移ろいを感じられる心地良い住まい」
をコンセプトにして、設計活動をしています。
コートハウス(中庭型住宅)の設計を多く手掛け、
「光」や「風」を考慮した、家族と穏やかに過ごせる「住まい」を提案しています。