トレンドのグレージュカラーの家。外壁の色やインテリアに取り入れる際のポイントと実例

家づくりをする際に、間取りと同じぐらい悩むのが、外観デザインや外壁の色ではないでしょうか。とくに外観の色選びに関しては、その家を印象づける重要な要素。さらに、周囲の街並みとの調和も大切になってきます。街を歩いていて、「あの家、なんだか素敵だな」と思うのは、家のフォルムと外壁の色のバランスがよく、建物を見た人の印象に残るからです。

そこで今回紹介するのは、最近人気のグレージュカラーを取り入れた家。この色の外壁やグレージュインテリアを選ぶ魅力、さらに、取り入れる際のポイントをご紹介します。

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ファッションでも家づくりでも人気。グレージュカラーとは

グレージュカラーの家
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グレージュとは、グレーとベージュを混ぜ合わせた中間色を指し、「グレイッシュベージュ」とも呼ばれます。ヘアカラーやファッションで、若い世代を中心に多く取り入れられているカラーではありますが、最近では感度の高い施主さまからも支持され、外壁や内装など家づくりのシーンでも人気があります。

グレーは、とてもクールな印象の色。グレーを外壁に取り入れると、モダンで洗練された雰囲気になり、どこか落ち着きが感じられます。一方でベージュは上品でやわらかさがあり、ナチュラルで温かな印象を与える色です。

この2色がもつ良さを兼ね備えたカラーが、グレージュ。少し黄色味が入っていることで、植物などのグリーンとの相性もよし。街路樹や庭の植栽などと合わせやすく、周囲の街並みともなじみやすいのが魅力のひとつです。

また、グレーや白い外壁の家は多く見かけますが、グレージュの家は人気が高まっているとはいえ、まだまだ少数派。このニュアンスカラーの家は珍しく、目を引く存在になります。

 

グレージュカラーを取り入れた外観デザイン、3つの実例

外壁の色にグレージュを実際に取り入れた場合、住宅としての完成形はどんな印象になるのでしょうか。SUHACOで建てられた、3つの実例をご紹介します。

 

<グレージュの家 実例その①>
グレージュ×木の素材で、モダンナチュラル

グレージュの家
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グレージュカラーのサイディングと木の素材を組み合わせた外観の家。グレージュの外観は落ち着いた雰囲気を持ちながらも、色の選び方によっては少しぼやけた印象になってしまうことも。そこで、グレージュの外壁に、木の素材を組み合わせることで、キュッと締まった印象になっています。また、グレージュと木のバランスによっては少し重くなりがちですが、こちらのお宅では奥まった部分だけに木を張ることで、全体でバランスよく仕上がっています。

 

<グレージュの家 実例その②>
シャープなフォルムでも、グレージュで柔らかい印象に

グレージュカラーの家
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こちらのお宅は、シャープな片流れの外観。このように、家のフォルムにインパクトがあり、その上で黒や濃いグレー、もしくは真っ白など、はっきりとした色を選んでしまうと、全体的に強すぎる印象になってしまいます。

そこで、ニュアンスカラーであるグレージュを選ぶことで、パッと見た印象がやわらかく感じられるのです。ここに、明るめのグリーンの植栽などをプラスすれば、さらに爽やかさが加わります

 

<グレージュの家 実例その③>
外観の一部をグレージュにして、立体感を出す

グレージュカラーの家
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外観のカラーは、ツートンにすることで、建物をより立体的に見せる効果があります。たとえばこちらのお宅は、二階のデッキ部分が前に迫り出すようなデザインになっていて、その部分だけをグレージュカラーで仕上げています。白一色の家にするよりも、グレージュを部分的に取り入れることで、立体感が出ますし、さまざまな立体が組み合わさっているようなユニークな外観になるのです。

 

グレー系の外壁カラー、それぞれの特徴とは

グレカラーの家
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グレー系の外壁には、濃淡の違いやグレージュカラーなどを含めると、さまざまな色味から選ぶことができます。その選び方によって、その家の印象もだいぶ変わってきます。実際にどんな特徴があるかを知って、希望の雰囲気に合った色選びをしてみましょう。

 

<濃いグレー(ダークグレー)>

ダークグレーの外壁は、汚れや劣化の症状が目立ちにくいのが特徴です。また、心理的な効果としては、モダンでおしゃれなイメージや、クールな印象を与える色でもあります。グレーは黒と白の中間色ということもあり、飽きのこない色とも言えます。

かっこいい家を求めて、黒い外観を希望する方もいますが、どうしても真っ黒な家は強い印象になってしまいます。そこで、格好よさを残しつつも、周囲とも比較的なじみやすいのがグレーの外観です。また、白系のカラーとツートンにもしやすい色です。

一方で、グレーは冷たい印象を与えてしまうことも。少しやわらかな印象にしたい場合は、ライトグレーにしてみたり、ベージュを混ぜたグレージュなどを選ぶのも手です。

 

<薄いグレー(ライトグレー)>

ダークグレーでは、外観が少し重い印象になってしまうのが心配…という方なら、ライトグレーを選ぶことで、グッと明るい印象になります。それでいて、モダンやクールな印象に仕上げることができます。

明る目の外観がいいけれど、白い外壁は汚れが目立って気になる…という方は、ライトグレーにすると、汚れなどが目立ちにくくなるというメリットがあります

グレージュカラーの家
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こちらのお宅のように、複雑なフォルムの家であれば、ライトグレーなどでシンプルに1色にまとめる方がすっきり見えます。建物の形とのバランスも重要です。また、淡い色の外壁にした場合は、エッジなどに濃いめの色を効かせることで、全体的に締まった印象にすることができます

 

<グレージュ>

グレーとベージュが混ざっていることで、少し黄色味がかったカラー。そのため、グレーよりも柔らかく、温かみのある印象になります。モダンな印象の家を希望しながらも、温かみのある雰囲気にしたい場合は、グレージュを選ぶのがおすすめです。

 

<ブルーグレー>

ブルーグレーは、青とグレーの中間色です。ブルーグレーの場合も、汚れが目立ちにくいというメリットがあります。また、スマートでクールな印象を与える色でもあります。シンプルなグレーの外観よりも、少し個性を出したいという方は、ブルーグレーもおすすめ。また、ブルックリン風や西海岸風といったアメリカンテイストの住宅を希望している場合でも、ブルーグレーは人気があります。

 

グレージュインテリアを取り入れる、3つのポイント

外観はもちろんですが、室内のインテリアでも、グレージュカラーを効果的に使うことができます。主張しすぎず、落ち着いたニュアンスカラーのインテリアになり、上品な印象を与えます。ここでは、グレージュカラーを室内に取り入れる際の3つのポイントをご紹介します。

 

<グレージュインテリア ポイントその①>
どんなカラーとも合わせやすい、万能カラー

リビング
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グレージュカラーのいいところは、どんな色とも合わせやすい万能なところ。組み合わせる色を選ばないので、もともと持っている家具などとも合わせやすく、配色の組み合わせ方やコーディネートに自信がない方にもおすすめです。明るく軽やかなパステルカラーにも合いますし、元気なビビットカラーとの相性も◎

一方で、組み合わせで少し注意が必要なのが、同じベージュ系など淡い色との組み合わせです。淡い色同士を合わせると、全体的にぼんやりした印象になってしまい、空間が引き締まらないことがあります。

 

<グレージュインテリア ポイントその②>
無垢材など、木の素材とも組み合わせしやすい

土間キッチン
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クールな印象をもつグレーよりも、グレージュインテリアは、温かみのあるやわらかな雰囲気になります。このようなニュアンスカラーのインテリアは、自然素材である無垢材と相性がいいのです。

こちらのお宅では、キッチンの壁の色をグレージュカラーにしたことで、落ち着きのある空間に。一枚板の無垢材や白いタイルなど異素材を組み合わせたことで、デザイン性に富んだキッチン空間になっています。

 

<グレージュインテリア ポイントその③>
初心者なら、面積の小さい洗面所の床などに

洗面所
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トレンドであるグレージュインテリアですが、取り入れ方がちょっと難しい…と感じたら、小さな空間に使ってみるのはどうでしょうか。たとえば、洗面所の床や、トイレの壁紙などの一部をグレージュにすることもできます。

こちらのお宅では、床のタイルにグレージュカラーをチョイス。面積が広くないので、気軽に取り入れられます。壁と天井がクールな印象の素材ですが、床にグレージュを使ったことで、温かみのある空間に仕上がっています

 

 

外壁の色は、簡単には変えられないこともあり、しっかり検討して選びたいもの。どんな外観にしたいのかは、実際にさまざまな色の住宅を見て、選んでみてください。

グレー系はモダンでかっこいいイメージがありますが、もう少し温かみのあるやわらかな印象を加えたいのであれば、グレージュを選ぶのがおすすめ。ただしグレージュ1色の場合、建物の形によっては少し寂しい印象になったり、ぼやけてしまうことも。その場合は、木の素材や他の色と組み合わせることで、また違った魅力が生まれます

ぜひ、SUHACOの実例も参考にしてみてください。

 

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