おしゃれなリビング階段を実現するためのポイント&メリット・デメリット【6つの実例デザイン】

リビングルームに設置されたリビング階段は、家族が出かけたり、帰ってくるたびに、「行ってらっしゃい」「おかえりなさい」のコミュニケーションが生まれます。また、階段を通してリビングと上階がつながっていることで、家族の声が行き交ったり、光や風が通り抜けるなど、さまざまなメリットがあります。さらにリビング階段は、そのデザイン性にも注目すべきところ。今回は、SUHACOが提案するおしゃれなリビング階段の実例や、そのメリット・デメリットをご紹介しましょう。

 

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リビング階段にするメリット・デメリットとは

 

リビング階段は、間取りの中でも特徴的な場所。コミュニケーションが取りやすかったり、空間を有効に使えるなどのメリットも大きいですが、もちろんデメリットがあるのも事実。そこで、リビング階段を検討する前に、メリット・デメリットをしっかり把握しておきましょう。

 

<メリットその1>
リビングルームを最大限に広く使える

リビング階段
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リビングルーム内ではなく、廊下側などに階段を設ける場合は、階段だけのスペースが必要になります。一方でリビング内に階段を設けることで、階段もリビング空間の一部に。手すりなどを細めのデザインにするなど工夫すれば、圧迫感がなくスッキリと見せることができるでしょう。

狭小住宅などでは、リビング内にスケルトン階段を設けるお宅も多く見られます。さらに、階段下の空間も有効に活用することができます。

 

 

<メリットその2>
スケルトン階段が空間の印象を決める

リビング階段
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デザイン性の高い階段は印象的で、インテリアのポイントになります。とくに、リビング内にあるスケルトン階段は存在感も抜群で、室内に入った時には最初に目に留まりやすい場所になるでしょう。

そこで、手すりを特徴的にしてみたり、踏面の木の素材にこだわってみるのもおすすめ。シンプルな家であれば、直線的なスケルトン階段は、空間にアクセントを加えてくれます。

 

 

<メリットその3>
上下階でのコミュニケーションが取りやすい

リビング階段
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リビング以外の場所に階段があると、家族が帰ってきても、コミュニケーションが取りにくくなってしまいます。お子さんの年齢が上がれば上がるほど、顔を合わせる機会は貴重になっていきますね。

その点、リビングルームに階段があれば、家族が出かけたり、帰ってきくるたびに顔を合わせることができ、自然とコミュニケーションが密になります。

 

ただし、デメリットもあります。メリットとデメリットを比較してみて、メリットの方が多いと感じれば、リビング階段を検討してみるのがいいでしょうか。また、家族のライフスタイルに合わせて選択するのもいいですね。

・空間が縦につながっているので、冷暖房が効きにくい

・強度の問題もあり、一般的な階段よりもコストが高くなる

・来客中は、他の家族が階段の上り下りに気を遣う場合もある

・リビングルームの音が二階の自室まで届くこともある

 

 

 

 

家づくりの参考になる、SUHACOの実例デザイン

SUHACOの家では、木とスチール素材を組み合わせたスケルトン階段をおもにご提案。天然木の床や白くシンプルな壁と合わせると、どんな印象になるイメージしやすいでしょう。ぜひ、プランニングの参考にしてみてください。

 

一階から二階、そして三階へと空間がひとつづきに

リビング階段
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節の少ないナチュラルな木材と、白い天井や壁との組み合わせで、シンプルなリビングルーム。ここに合わせるスケルトン階段には、コントラストが強い黒ではなく、優しい印象を与えるグレーを採用。手すりも細くスッキリ見せることで、空間を邪魔させません。

上階とも空間が大きくつながり、家族がどこにいても、お互いの気配が感じられるリビングルームです。

 

 

リビング階段
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一階から二階、二階から三階と、階段が平行に重なるリビング階段。どうしても直線だらけになってしまいますが、手すりを可能な限り細くすることで、スッキリした印象です。

 

 

存在感抜群の螺旋階段でスタイリッシュに

リビング階段
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螺旋階段はその形状の特性上、デザイン性の高い住宅によく取り入れられるデザインです。小さなスペースで階段を設けることができるので、狭小住宅のリビング階段にもぴったりです。

螺旋階段は一般的な直線の階段よりも、少し上り下りがしにくいこともあります。シニアや小さなお子さんがいるご家庭には、少々不向きなデザインです。

 

リビング階段
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白い螺旋階段は、よりスタイリッシュな雰囲気。濃い目の色のフローリングと、白い階段のコントラストで、リビングルームの空間にキリッとした印象を与えます。

 

 

天井高の空間には、長いストレート階段が印象的

リビング階段
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二階へ続く長い階段が印象的なリビングダイニング。階段の踏み板と、天井の飾り梁がリズミカルに並び、それがリンクしています。天井高の場合は、階段の途中に踊り場を設けると、長い階段も上りやすくなります。

 

 

リビングルームの写真
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リビングルームの床には、落ち着いたカラーのフローリングをチョイス。その雰囲気に合わせて、クールな印象のブラックの階段を選んでいます。家具や設備と、階段のフレームの色を合わせるのも効果的です。

 

 

リビング階段を間取りに取り入れることで、リビングルームがより印象な空間になったり、上階とのつながりができたり、また家族とのコミュニケーションが密になったりと、さまざまなメリットがあります。デメリットを考慮したうえで、ぜひ検討してみてください。

SUHACOでは、さまざまなリビング階段のデザインをご提案しています。ぜひ、オープンハウスなどで実際にご覧ください。

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著者情報

秋 慎一郎

秋 慎一郎 監修:一級建築士 秋慎一郎 /L・DESIGN建築設計事務所

「プライバシーの守られた開放的な空間」
「季節の移ろいを感じられる心地良い住まい」
をコンセプトにして、設計活動をしています。
コートハウス(中庭型住宅)の設計を多く手掛け、
「光」や「風」を考慮した、家族と穏やかに過ごせる「住まい」を提案しています。