キッチンはインテリアの一部。そう考えて、キッチンのプランニングにこだわる方も多いのではないでしょうか。以前は、キッチンとダイニングをリビングとは別の空間にしたり、キッチンとリビングダイニングを区切る間取りが主流でしたが、近年はキッチンがリビングダイニングの中心に置かれているような間取りにするご家庭もあるほどです。それだけ、キッチンを家の中心として考えている方が増えているのかもしれません。
シンプルながらも、どこか温かみのあるキッチンを望んでいるのであれば、木の素材を採用するのはおすすめ。注文住宅での家づくりであれば、建物や内装に使われている木材と素材や色を合わせて、造作キッチンにすることも可能です。そこで、木目キッチンのメリットと、SUHACOが提案している10の実例をご紹介します。
目次
- 1 木目のキッチンにするメリットとは
- 2 インテリアともよく馴染む、木目のキッチン実例集
- 2.1 <木目キッチン 実例その1> フローリングや梁に合わせた造作キッチン
- 2.2 <木目キッチン 実例その2> かっこよさを演出する、ダークな木のキッチン
- 2.3 <木目キッチン 実例その3> 天板と側面のみ、木の素材にしてスッキリと
- 2.4 <木目キッチン 実例その4> 木×ステンレスで機能性に加えデザイン性も
- 2.5 <木目キッチン 実例その5> 木のダイニングテーブルと作業台を一体化
- 2.6 <木目キッチン 実例その6> 木目が存分に楽しめる、洗練されたキッチン空間
- 2.7 <木目キッチン 実例その7> ダーク目の木を採用して、キリッと引き締める
- 2.8 <木目キッチン 実例その8> 木×白で、シンプルデザインの調理作業台
- 2.9 <木目キッチン 実例その9> 機能的でシンプル。いろいろ使えるカウンター
- 2.10 <木目キッチン 実例その10> ワイドなI型キッチンは、木目で楽しむ
- 2.11 関連
木目のキッチンにするメリットとは
キッチンの素材を木にすることの良さは、キッチンに家具のような存在感を持たせ、インテリアの一部として楽しめること。キッチンが素敵だと気分も上がり、キッチンに立つのも楽しくなるものです。
以前の住宅では、独立型のキッチンにしていたり、ダイニングキッチンとリビングの空間を分ける間取りが多かったようですが、近年ではリビング・ダイニング・キッチンをワンフロアで同じ空間に作るのが主流になってきています。このような間取りにすることで、キッチンに立っていても家族と同じ空間にいることができ、家族間のコミュニケーションも密になります。
キッチンをリビングルームと同じ空間に配するようになったことで、キッチンに機能性をもたせるのに加え、デザイン性にもこだわるご家庭が増えています。家の内装でも多く使われている木の素材を、キッチンの一部に採用するアイデアもそのひとつ。そうすることで、キッチンがインテリアの一部になり、家の内装とも馴染みやすいというメリットがあります。
さらに、木のキッチンは見た目に温もりが感じられ、木目や質感が楽しめます。一般的なシステムキッチンに使われるキッチンパネルなどは、シンプルなカラーも多く、掃除がしやすい無機質な素材がよく選ばれます。一方で木目をパネルとして貼ることで、キッチン全体に表情が生まれ、柔らかな雰囲気に仕上がります。また、キッチンパネルの場合は月日が経つにつれて、汚れもついて老朽化してしまいますが、木材の場合は色の変化自体が味わいになり、汚れも目立たないというメリットもあります。
木材の色選び、木目のありなしなどによっても、キッチン全体の雰囲気は大きく変わってきます。また木の配分も実は重要で、天板以外の全面を木にすることで、よりナチュラルな雰囲気になりますし、白い面を多くすれば、シンプルでモダンに仕上げることもできます。好みに合わせて、木の使い方や分量を決めてみるのもいいですね。
インテリアともよく馴染む、木目のキッチン実例集
木目のキッチンと一言で言っても、木の色や木目、またデザインによってさまざま。そこで、SUHACOが提案している造作キッチンの実例をご紹介します。
<木目キッチン 実例その1>
フローリングや梁に合わせた造作キッチン
フローリングや梁と同じ色の木材で造作したキッチンは、まるでインテリアの一部のように見えます。キッチンの天板は使いやすさと掃除のしやすさを重視して、ステンレス素材を採用。リビングからよく見えるキッチンなので、上部には収納を設けず、飾り棚だけを作って“見せるキッチン”にしています。
<木目キッチン 実例その2>
かっこよさを演出する、ダークな木のキッチン
グレーでシックに見せる床タイル、黒いスチールの螺旋階段、白でスッキリ感のある収納扉…。そこに、ウォルナット系の木材を使ったキッチンを合わせるなど、異素材を上手にミックスさせた、センスの良さが感じられるダイニングキッチン。ダーク目のキッチンには、黒の水栓やレンジフードを選んだことで、インテリアともよく馴染んでいます。ある意味、キッチンらしくないキッチンと言えそうです。
<木目キッチン 実例その3>
天板と側面のみ、木の素材にしてスッキリと
こちらのお宅では、壁側にI型のシステムキッチンを採用。キッチン自体はシンプルなデザインですが、ダイニングテーブル側に木材を使ったカウンターを設けたことで、オリジナリティのあるキッチン空間に仕上がっています。カウンターは幅も広く存在感があるので、全面に木を使うのではなく、天板と側面の一部のみにしたことで、スッキリとした印象に見せることができます。
<木目キッチン 実例その4>
木×ステンレスで機能性に加えデザイン性も
明るい色のフローリングに合わせて、同色の木材を貼っているキッチン。フローリングや梁などと色味を揃えたことで、キッチンも家具の一部のようにナチュラルに見せることができます。天板はステンレスにしたことで、掃除がしやすく耐久性もあるというメリットも。デザイン性も大事にしながらも、機能性も重視したキッチンです。
<木目キッチン 実例その5>
木のダイニングテーブルと作業台を一体化
こちらのお宅のキッチンは、ダイニングテーブルと作業台、収納を一体化させたデザイン。すべてを造作にしてしまうとコストもかかってしまいますが、システムキッチンと造作の作業台を合わせることで、コストも抑えながらオリジナリティのあるキッチン空間に仕上げています。木のダイニングテーブルが大きく存在感があるので、キッチンや収納扉などは白でスッキリとまとめています。
<木目キッチン 実例その6>
木目が存分に楽しめる、洗練されたキッチン空間
木とステンレスを組み合わせた、機能性と美しさを兼ね備えたオリジナルキッチン。木の分量が比較的多いデザインですが、明るめの木材を使用していることで、スッキリと上品な印象です。奥行きのある造作の作業台は、リビング側にもキッチン側にも収納を設けて、キッチン用品や食器類、カトラリーなどをたっぷり収納することができます。
<木目キッチン 実例その7>
ダーク目の木を採用して、キリッと引き締める
こちらのお宅のキッチンは、フローリングや天井などのナチュラルな色の木材とはあえて変えて、少しダーク目のウォルナット色を採用。明るめの木材を使った広めの空間なので、ウィルナットのキッチンにすることで、キリッと引き締まった印象になります。また、キッチンと洗面スペースの床だけを少し低くすると、空間が自然に区切られる効果もあります。
<木目キッチン 実例その8>
木×白で、シンプルデザインの調理作業台
リビングダイニングとキッチンとの間に作った、収納力のあるキッチン作業台。木材と白い扉の組み合わせで、スッキリとシンプルなデザインに仕上がっています。システムキッチンや背後の収納扉は白で統一されているので、作業台の木がポイントに。作業台も広々としていて、家族で料理を楽しんだり、ちょっとした家事をするのに使い勝手がよさそうです。
<木目キッチン 実例その9>
機能的でシンプル。いろいろ使えるカウンター
リビングダイニングの中心に配された、造作のキッチン作業台。天板をせり出したようなデザインにすることで、リビング側に椅子を置いて、ここで食事をしたり、お子さんが宿題をしたりと、さまざまな使い方ができます。モダンなインテリアに似合うように、明るめの木材と白でスッキリと見せています。
<木目キッチン 実例その10>
ワイドなI型キッチンは、木目で楽しむ
シンプルなI型キッチンは、空間を有効活用するのに最適。こちらのお宅は、キッチンとリビングダイニングが同じ空間にあるため、室内のどこからでもキッチンがよく見える間取り。木目の美しいキッチンにしたことで、家具のような美しい佇まいで生活の中に溶け込んでいます。月日が経つと、木の色合いも変化していくのも楽しみのひとつです。
木が貼られたキッチンや、木材で造作された作業台を取り入れることで、インテリアをワンランクアップさせて楽しむことができます。また、月日が経つにつれて、木の色合いも変化し、味わいが加わっていくのも魅力のひとつですね。
木のキッチンは、シンプルでありながら、温もりのある空間にすることができます。そんな家づくりが理想なら、木のキッチンを検討してみるのはいかがでしょうか。SUHACOでは、さまざまなデザインの木のキッチンを提案しています。ぜひ、オープンハウスなどで実際にご覧ください。